『ラン・ローラ・ラン』 原題:Lola Rennt
1998年(独) トム・ティクヴァ監督作品
トム・ティクヴァ監督才気爆発の作品。
単純な物語でも、こんな見せ方があるのかと感心させられる作品になっています。
裏稼業の男のミスにより、
20分で10万マルクを用立てなくてはならなくなったローラ。
これだけのシチュエーションに、
それぞれ三つの物語が描かれる。
時間軸はどのエピソードも同じながら、
アニメーションを活用しながら少しずつ違った物語が展開する。
スピーディーな編集の効果もあって、
あっという間に81分が終わってしまう。
ローラが駆け回るベルリンの風景が魅力。
テンポにのった音楽もいい。
さすがに三廻り目ともなると、
技巧に溺れているかなという気がしないでもないですが、
展開的には注目に値する作品となっています。
一つの時間軸を基本とした物語の展開する作品としては、
「スライディングドア 」のほうが味があっていい。
でも、監督のサービス精神がこちらまで伝わってくるので、
これはこれで楽しめる一篇。
スピード感いっぱいの本作。
おススメです!
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