鮮血の美学 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



鮮血の美学』 原題:Last House on the Left

1972年(米) ウェス・クレーヴン監督作品


血みどろスプラッシャー映画が雨後の筍みたいに公開されていた80年代。

’72年製作作品ながら、「エルム街の悪夢」の監督であることもあってか、

’87年になってようやく公開となった怪作というか珍作。


自分の娘がならず者4人組に乱暴され殺害される。

4人組は車が故障したため、

近くの民家に泊まることにするが、

この家が殺害した少女の家だった。


自分の娘がこの4人組に殺されたことを悟った両親は、

実に残虐な方法で復讐を始める・・・


気分の悪くなる残虐シーンをみせるためだけといってもいい。

特にトリッキーな展開があるわけでもなく、

間抜けな保安官と助手が右往左往しているところも、

失笑レベル。


これほど芸のない作品も珍しいが、

殺しの手段にチェーン・ソーを用いたのはこの作品が初とのこと。


モチーフとしているのは、

ベルイマンの「処女の泉」


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