モダン・ミリー | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



モダン・ミリー』 原題:Thoroughly Modern Mille

1966年(米) ジョージ・ロイ・ヒル監督作品


こんなに贅沢な映画はめったにないと思う。

ボーイ・ミーツ・ガールのミュージカル作品でありながら、

ヒッチコックばりのサスペンスあり、

カーチェイスあり、

アクションあり、

そして楽しい歌とダンスが満載。


ジョージ・ロイ・ヒル監督の演出の鮮やかさは、

インターミッションを挟む長尺作品でありながら、

まったくその時間を感じさせない。

むしろ、もっと長く見続けていたいと思わせる。


時代は1920年代。

田舎から都会に出てきたミリーは、

ニューヨークの中流ホテル(というよりアパート)に住んでいる。


が、なぜか向かいの部屋に住んでいる住人は、

ある日忽然と姿を消してしまう。


その向かいの部屋に、

ドロシーという身寄りのない娘が入居してきて、

ミリーとドロシーは親しくなる。


ミリーは仕事をみつけ、

モダンになり、金持ちと結婚することを夢見ているが、

彼女が好きになった男は、

みんなドロシーに気が向いてしまう。


そのドロシーも、

不気味な犯罪に巻き込まれようとしていた・・・


ミリーを演じるジュリー・アンドリュースはもちろん好演だが、

富豪夫人キャロル・チャニングの縦横無尽の活躍に拍手を送りたくなる。


画面転換のときのワイプが、

とてもクラシックっぽくて楽しいし、

ミリーの心の声を、

字幕で表現していくあたりも、

ロイ・ヒル監督の名人芸。


とにかくっても楽しいミュージカルです。

ラストのおしゃれなハッピーエンドも鮮やか。

ギャグもたっぷり。

気分良くなること間違いなしです。


※オリジナル版「ベスト・キット」の師匠役ミヤギを演じた、

ノリユキ・パット・モリタが変な東洋人役で出ています。


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