1973年度(米) アーサー・バロン監督作品。
たまにはこういう作品で、
胸がキュンとなる切ない物語もいいでしょう。
とてもまじめで、
学校の成績もいいジェレミーは、
チェロの奏者を目指している。
授業中、
教室のチョークがなくなったので、
ジェレミーは別の教室にチョークを取りに行く。
その途中、
バレエのレッスンをしている女の子に釘付けになり、
動けなくなる。
一瞬で恋に落ちてしまった。
ジェレミーは、
友達の協力で、
彼女の名前を知ることに成功。
名前はスーザンだった・・・
そう、この感じ。
もどかしい恋愛。
こういうのって、リアルタイムで観た時より、
今観たほうが切なくなる。
今みたいに、
携帯やLINEなんかない時代だったから、
彼女の家に電話するときなんか、
心臓が沸騰するんじゃないかと思うくらいドキドキしてた。
一緒に学校に行きたくて、
朝早くから先回りして、
彼女が出てくるのを待ったりしてね。
朝6時のデート。
競走馬の調教を観にいくんだけど、
朝もやのかかった、競馬場の雰囲気もとてもいい。
恋をしてる時って、
何でも素敵にみえてきて、
雨の街も格別に美しく見える。
でも、あまりに恋が順調だと、
今の自分に不安になったりしてしまう。
こんな気持ちあったなあ。
主演が、ロビー・ベンスンとグリニス・オコナー。
グリニス・オコナーのかわいさも格別で、
一時期ファンだったこともあります。
初恋って、
なにも不純物がないから、
ひょっとしたら、一番好きな人だったかもしれない。
とてもいい余韻を残して、
映画は終わります。
若い人の物語ですが、
大人になってときめきを忘れてしまった人が観るのもいいかもしれません。
にほんブログ
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