スクワーム | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます




スクワーム』 原題:Squirm
1976年度(米) ジェフ・リーバーマン監督作品

突っ込みどころ満載の動物パニック作品。
動物パニックといっても、ヒッチコックの「鳥」や、
スピルバーグの「ジョーズ」のように演出テクニックで怖がらせるのではなく、
今作はゴカイやミミズなので、生理的な気持ち悪さを前面に押し出した作品です。

夜中の雷雨で高圧電線が切れ、
電流が地中を流れてゴカイが異常繁殖し凶暴化して、
田舎町を襲うという物語。

前夜に「今まで経験したことのない」(劇中ママ)ような雷雨があったというのに、
翌朝には街中に水溜りのひとつもないのから興ざめ。

ゴカイ養殖業者のトラックをヒロインが借りることから、
物語が膨らんでいくのだが、
中盤ではなぜか車があり、
はじめからその車を使えばややこしい事件に巻き込まれなかったのにと思ってしまう。

いくら異常繁殖したゴカイに襲われたとしても、
あまりにも早く白骨化してしまうし、
事件を聞いても何も調査せず、女性を口説いて楽しんでいる保安官も無責任。

シャワーの穴からゴカイがグチョグチョ出てくると思ったら、
光に弱いという設定なのでシュッと穴の中に戻ってしまうが、
どう動いたら戻れるのだろうとかね。

ずっとヒロインに恋焦がれている、
ゴカイの養殖業者の息子がなかなかの不死身で、
こちらのほうが、ゴカイの大群より怖い。
顔の中にゴカイが入り込んでいく特殊メイクは唯一のこの作品の見所かな。

ポスターにも偽りありで、
裸で日光浴している女性なんか出てきません^^

まあ、いろいろ書きましたが、
怖いというより気持ち悪いこの作品。
映画に突っ込みを入れたい方にはオススメです。
本文には書ききれないほどの突っ込み場面が満載ですから。

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