太陽の帝国 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
私は結構好きな作品なんですが、スピルバーグ作品の中では評価が低いようですね。

1987年度(米)


スティーブン・スピルバーグ監督。

『太陽の帝国』


物語は1941年のクリスマスに始まります。

日本の零戦に憧れるイギリス人少年ジム(クリスチャン・ベール)が、の日本軍進入の混乱のうちに両親とはぐれてしまう。

放浪の生活をするうちに、アメリカ人のベイシー(ジョン・マルコビッチ)フランコ(ジョー・パントリアーノ)の二人に出会い救われる。

が、ある夜日本軍の襲撃にあい、ジムら3人は捕虜収容所に送られてしまう。


収容所の中でジムはたくましく成長していき、やがて終戦を迎え・・・


上海の街の場面で「風と共に去りぬ」の看板がありましたが、この作品はまさに少年の視線で描かれた「風と共に去りぬ」といえるでしょう。


日本人に対する偏見も少なく、仲良くなった日本人少年が射殺されてしまう場面が胸を打つ。


あの時の映画日記

出撃していく日本軍の特攻隊に対して敬礼をして送り出す場面もジンときました。


あの時の映画日記

事態が切迫しているのに仮装舞踏会を催し、大混乱の中をリムジンで逃げ進むイギリス人の特権階級意識にもチクリと皮肉が感じられます。


少年が「ゼロ・ファイター」と呼ばずに「ゼロセン」と呼ぶところにも好感が持てました。


米軍機がラスト近く捕虜を救出にやってきたときのカメラの美しさ。

もちろん、話の進め方の上手さには定評のあるスピルバーグですから、手に汗握りながら目頭が熱くなる。

もうちょっと評価を上げて欲しい作品だと思います。

お勧めです。


がちゃん


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