ニュー・シネマ・パラダイス | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記

映画ファンにとっては身体がポカポカしてくるような、当時33歳のイタリア新人監督だったジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画への愛が溢れる傑作。

脚本もトルナトーレ自身が書いており、映画への愛をひしひしと感じます。

でも、ずるいですよね。

こんないい作品を、こんな若い年齢で作り上げてくれるなんて・・・


映画監督サルヴァトーレが訃報を受け故郷へ帰ってくる。

サルヴァトーレは恋人と共にベッドに入り、ベッドに横たわったまま眠らず少年時代の思い出に浸る・・・


シチリアの小さな村に映画館が一館だけある。

もう戦後だというのに古い慣習が残っており、映画を上映する前に作品を教会に持ち込み検閲を受けなければならない。

そこで、キス・シーンなどの風紀上問題のある(?)シーンは神父様がガンガンカットしていく。


検閲済みの映画を見せられる観客は不満いっぱい。


この映写室に、映画が好きで好きでたまらないサルバトーレという子供が入り込みついにはここの映写技師であるアルフレードと仲良くなる。


あの時の映画日記


あの時の映画日記

あの時の映画日記


ある夜、アルフレードが映画館の外にいる人たちのために広場の壁に映写をしている最中、フィルムに火が引火して火事になってしまい、アルフレードの目は失明してしまう。

そして、サルバトーレが映写を引き受けることになる。


時は過ぎ、教会の検閲もなくなりフィルムも不燃性となる。


さらに時が過ぎ、ローマで映画監督になっていたサルバトーレのところにアルフレードの訃報が届けられる。


映画は、この訃報を受け取る場面から回想形式で綴られていきます。

葬儀に訪れたサルバトーレの元にアルフレードの形見が渡される・・・


劇中、サルヴァトーレの青春時代の場面などが挿入され、サルバトーレの人間としての成長も描かれますが、何より魅力なのが、パラダイス座で上映されるクラシック映画の数々。

よくアレだけの映像を集める事ができたなあと感心しました。


アルフレードのフィリップ・ノワレも好演ですけど、少年時代のサルヴァトーレを演じるサルヴァトーレ・カシオが奇跡的な演技です。


なお、この作品後年になって、ディレクター・カット版として3時間バージョンなどが公開されたらしいんですけど、私はオリジナル版しか観ていません。

そちらのほうの出来栄えはどうなんでしょうか。

興味があります。


オリジナル版で涙を流した私にとってそのままにしておいてほしかったなあという気持ちもありまして・・・


がちゃん


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