アニメと実写が融合した実に楽しい作品。
ロバート・ゼメキス監督作品。
『ロジャー・ラビット』
アニメと実写が組み合わさった作品は、これまでにも何作か作られてきていましたが、この作品は全編通しての合成で、しかもミステリー仕立ての物語なので、公開当時はビックリ楽しんで鑑賞しました。
実写とアニメの合成が不自然ではなく、違和感がなかった点も感心しました。
街にはトロリーバスが走り、撮影所の近くにはアニメのキャラクター達が住んでいるトゥーン・タウンがあった。
トゥーンの人気スターであるロジャー・ラビットは最近どうも調子が出ない。
短編アニメでベビー・ハーマンと共演しているのだが、NGの連発。
どうやら、ロジャーの妻ジェシカが浮気をしているらしく、そちらに気を取られてしまっていたのだ。
撮影所長であるマルーン(アラン・ティルバーグ)は酔いどれ探偵エディを雇い、ジェシカの浮気の現場を撮影してくるようにと依頼する。
そして、その写真によってロジャーのジェシカに対する思いを、を完全に諦めさせようと考えたのであった。
探偵エディは、かつてはトゥーンたちのために輝かしい功績を挙げていたのであったが、弟がトゥーンに殺されてからは、すっかり呑んだくれて、落ちぶれていた。
酒場につとめる恋人ドロレス(ジョアンナ・キャシディ)からカメラを借り、エディはトゥーンのおもちゃ会社の社長で、トゥーンタウンの持ち主である、マービン・アクメとジェシカの浮気現場の写真を撮った。
そして、その写真を見たロジャーは狼狽して撮影所を飛び出してしまった。
翌日、なんとアクメが殺されていた。
容疑者は、ロジャーになっているらしい・・・
担当判事のドゥームは犯人をロジャーと決めつけ、見つけ次第、溶解液でロジャーを死刑にするように手下のイタチに命じた。
しかし、エデイはなにか引っかかるものがあった。
トゥーン・タウン全体にかかわるような事を・・・
とにかくこの作品、拳銃や灰皿、手錠などが本物なのにどうやってアニメと合成したんだろうと不思議に思っていました。
それから、アメリカのおなじみのアニメキャラクター達も多数出演しています。
ダンボ、ファンタジアの中に登場する踊るホウキたち、ドナルド・ダックにダフィ・ダック。
モノクロアニメのスター、ベティ・ブープ。
バックス・バニーにミッキー・マウス、さらにカナリアのトゥーティー、
白雪姫と七人の小人、三匹の子豚、ウッド・ペッカーからティンカー・ベル、ロード・ランナーまでまさにオールスター出演です。
全キャラクターを紹介するのは大変難しいので、ぜひ本編でチェックしてください。
大人も子供も楽しめますよ!
がちゃん
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