卒業 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます



あの時の映画日記

1967年度(米)マイク・ニコルズ監督。

若々しいダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの好演。魅力的な中年女性を演じるアン・バンクロフト。そして素晴らしいサイモンとガーファンクルの音楽の見事な融合。

それが『卒業』と言う映画です。


大変有名な映画で、音楽も「サウンド オブ サイレンス」「スカボローフェア」等でおなじみの方が多いでしょう。


物語はニューヨークから無着陸でアメリカ大陸を横断してきた大型ジェット機の機内が映し出され主人公のベンジャミン(ダスティン・ホフマン)がなんともいえない無表情を漂わせながら他の乗客と一緒に座席にベルトを締めて座っているのを、カメラがアップして捕らえます。

やがて機長のアナウンスが流れ飛行機を降りたベンジャミンは空港内部の動く歩道を移動しているところにあの名曲「サウンド・オブ・サイレンス」が流れます・・・


なんともテンポのいいプロローグで始まるこの映画。

ベンジャミンは4年間の大学生活に反抗しっぱなしだった。彼は賞という賞をかき集めたが、それが何のためだったかさっぱり分からなかった。


しかし、彼の両親にとっては自慢の息子である。

盛大な卒業祝いのパーティーを開き多くの人を招待した。

招かれた人たちはベンジャミンを優等生の息子としてもてはやし、お世辞を浴びせかけていた。


そして自分の部屋に逃げ込んだ。

それを魅惑的な女性ロビンソン夫人がおいかけてきた。

そして、ベンジャミンを自宅に送らせる。そして性的な魅力で誘惑してきたのである・・・


その場は、ロビンソン氏が帰ってきたため何もなかったのだがベンジャミンはこの誘惑に完全に惹かれていくようになる。

そしてついに関係を持つようになる。


一方、ベンジャミンの両親はロビンソン家の娘エレンとの交際を勧めた。

エレンは可憐で明るくて魅力的な少女だったが、それはベンジャミンにとっては苦痛だった。

両親が決めた相手、決められた進路、世俗的な慣習全てがベンジャミンの反抗してきたものだった。


ベンジャミンはこの清純なエレンをストリップ劇場にデートに誘う。

いたたまれなくなったエレンは逃げ出してしまう。

はっと気づくベンジャミン。


自分はエレンを傷つけた。優しい心を持つエレンこそ自分が探していた人だ、と。


しかしロビンソン夫人は娘に嫉妬し、決してエレンに遭ってはならないと告げる。

ロビンソン夫人はベンジャミンとの関係をエレンに話し、失望したエレンは両親が進める青年と結婚する事を決断する。


しかし、真剣にエレンを愛している事を深く信じているベンジャミンはロビンソン夫人の執拗な妨害にも負けずエレンとの交際を続けようとするが、エレンは別の青年との結婚を・・・


あの時の映画日記


この先は、もうみなさんご存知ですよね。

映画史に残る名場面ですから。


未見の方はもったいないです。

ぜひ、御覧下さい。


がちゃん


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