前回の続きです。
当日の朝、名古屋まで出て名古屋駅から新幹線「のぞみ」で次の新横浜駅まで1時間強、JR横浜線に乗り換えて図書館最寄り駅の桜木町駅まで20分ほどとアクセスは悪くないです。東京方面からだと京浜東北線で直通1本で行けそうですね。
天気は曇時々雨だった記憶があります。桜木町駅から北方に歩いてすぐの交差点から直交する紅葉坂という通りを10分ほど登れば、目的の神奈川県立図書館です。
紅葉坂はその名の通り、明治初期にこの界隈に神奈川奉行所が開かれた頃にカエデが植樹されたそうです。私が訪れたときはまだ色付いてはいませんでしたが、けっこう急な坂に感じました…
さて、県立図書館に到着したのは開館7分前でした。郷土資料コーナーがあるのは本館のほうではなく新館3階なので新館の玄関前で待つわけですが、私の他に2,3人ほどが並んでいました。新館は元は昭和47年に開館した文化資料館だそうです。およそ50年ものの建物なのですね。
9時の開館と同時に入館、筆記用具やノート、タブレット、『球音』などを別の手提げカバンに入れて早速調査開始です。1日目は金曜日、平日なので9時~19時の10時間フルに利用できます。
神奈川県立図書館は学校史などは開架扱い、つまり書棚に所蔵されているので有り難いです。高校だけで目測200冊は並んでいたと思われます。
申請作業や待ち時間のロスが有るか無いかで効率が全然違ってくるものですからね…ただ、全てがあるわけではないので多少は書庫本閲覧申請はします。
先ほど知ったのですが、私が訪問したときと現在では教育分野の位置が変わっているようです。
休憩や軽食を挟みながら丹念に調べていく作業は非常に根気が要るのですが、それでもこの時間は個人的に楽しく充実していますね。
インターネットで地方に居ながらにして判るのもいいのですが、楽譜・作成のいきさつ・歌われていない校歌などは学校の出版物にしか無いことが多いので、そのあたりも見ています。
この日は…途中までのものの補完を含め100曲以上はコピーまたは書き留めたでしょうか。司書の方々の支援もあって非常に多くが判明できました。
関内駅近くのホテルまで戻り、ディナーを済ませて明日に備えます。調査完了と漏れの見直し、中央図書館で調査するものなどですね。
翌日は晴れ。図書館に行く前に紅葉坂の散策。
坂の途中からみなとみらい21方面を見ると、横浜ランドマークタワーや半月形の横浜グランドインターコンチネンタルホテルなどが一望できます。
2日目も先に県立図書館で調査し、昼過ぎ頃に終わりました。ここから市立中央図書館に向かうには、紅葉坂を登りきったところの五差路?の交差点を南に今度は下って行きます。ゆるいS字カーブで緑が多かったようですが、ここはそれほど記憶がありません…
約5分も下れば前方右に市立中央図書館が見えてきます。外観は茶色で雁木状に見えますが上からの俯瞰だと六角形を多く組み合わせたようなモダンな建物です。
平成初期に移転建設されたそうで、館内は割合きれいです。学校史などは3階のヨコハマ資料コーナーにあり、ここも書棚に50冊ほどはあったと思います。閉館の17時までに20校ほど収集して終了…
今回の神奈川遠征では目標をほぼ達成できたかなと思います。以前紹介したソニー厚木学園のようにかなり前(昭和以前)に閉校した学校は見つかりにくいものですが、探せばあるところにはある、という感じですね。
それぞれの図書館を総括しておきましょう。
神奈川県立図書館 (1回訪問)
アクセスのしやすさ…○ 桜木町駅から北西に10分ほどです。紅葉坂がある意味難所かも。
所蔵本の充実さ…◎ 郷土資料や学校史は豊富です。意外と学校要覧が充実していました。
所蔵形態など…◎ 校史はほとんど開架されているので時間をかければその分集まるでしょう。コピー可。
横浜市立中央図書館 (1回訪問)
アクセスのしやすさ…○ こちらは桜木町駅から南西に10分程度。野毛山?丘陵の途中にありちょっとした上り坂です。
所蔵本の充実さ…○ さすがに県立に比べれば少ないですが、横浜周辺は充実しているようです。
所蔵形態など…◎ 多くは開架です。コピー可。
全容不明は旧制を含め20校ほど、一部不明が10校ほど、制定自体不明な学校も残っています。
今一度行くことができれば、制定年などの再調査なんかもしておきたいですね。横浜市立中央図書館には『日本全国女学校校章校歌集』というのがあるようで、一度目を通してみたいものです。