一気に空気が冷たくなりましたね。
冬の突き刺さるような寒さは、腰痛持ちさんや膝が痛い方には特に辛いものです。
これは『腎』が深く関わっています。腎が弱ることを腎虚と呼び、俗に言う老化現象
です。
年齢と共に腎は弱って
しまい、更にストレス
や疲れ
を感じることで腎が貯蔵している生命の元、「腎精」も消耗。
それが、腎が影響を受け易い冬
に症状として出てきてしまうのです。
その膝や腰の痛みは寒さだけが原因ではなく、腎虚の影響も考える必要があります。
漢方でおすすめは独活寄生丸(どっかつきせいがん)
腰痛、膝痛の他に耳鳴りや物忘れも感じている方によく合う処方です。
体を温めながら腎を補い、痛みを緩和してくれます。
食養生としておすすめの食材は、黒豆や大豆、いんげん等の豆類、長芋や自然薯。
そして、黒米や舞茸、牡蠣、黒きくらげのような黒い食材が腎に良いとされています。
日常で気を付けていただきたいのは、やはり睡眠
冬は早く日が沈み
、日の出
も早くありません。なるべく太陽に合わせて夜は早く寝て、空が明るくなってから起きる。
防寒保温も基本的ですが、大事なことです。
寒さは東洋医学では『邪』。病気になる原因である『病邪』とも呼び、健康を害する有害なものとされています。
ぜひ、腎を補って邪に負けない体で冬を乗り切りましょう
。
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