今回も伊藤が更新します。
沢端川に寄り添うように建っていた校舎。
看護棟の校舎の前には樹木が並んでいて、太陽からの光を遮っていました。
この樹木は今回の工事で引き抜いています。
樹木は春の時期になると活き活きと活動するので、
いったん土から根を引き抜いてしまうと弱ってしまうので、
移植は行われませんでした。
今回は看護棟の解体風景を追います。
上の写真は、上屋(鉄筋コンクリートの躯体)を重機で崩している状況です。
この時には、すでに内装は解体が済んでおり、
木くず、ガラス、石こうボード、ビニールタイル、シート、蛍光灯などきちんと分別しました。
東側から順に壊していきます。大きいほうの重機で四階を、小さいほうの重機では三階を壊していきました。
これは敷地までの道路が住宅街の中なので、入ってこれる大きさが制限されているためで、
今回の工事現場では状況に対応したことで、このようになっています。
この足場には防音シートを張っていて、外部への音を防ぎます。
この奥には川と道路をはさんで住宅が並んでいるので、
防音シートによって、解体音をさえぎっています。
また、足場上で作業している足場屋さんたちは、
親綱という命綱をビシッと張って、安全帯を使うことで
安全に作業を行っています。
ホースから水が出ています。
これは散水で、敷地周辺に粉塵が飛ばないように配慮しています。
崩したコンクリートは塊になりました。
この下には土間基礎が残っていますが、
これらの上にのっているコンクリートを、
リサイクル工場へ搬出してからの話になります。
看護棟が無くなり、敷地の北側から白石城を囲む木々を眺めることが出来るようになりました。
ご近所の方にお聞きしたところ、看護棟が建つ前はここから白石城が見えて、花火も見ることが出来たようです。
白寿を迎えた白石女子高には誰もが愛着があると思います。
ですが、無くなると言うことは悪いことばかりではなく、
昔の風景が戻ってきたりと、
壊すことは、何かを造ることと同じなのだと分かりました。
いや、もしかしたら、それ以上の何かがあるのかもしれません。
しかし、今の僕にはそれが何かは分かりません。
・・・・・・・・・なぜなら
・・・・・・・・・
何せ、今年入った新人なものですから (*^_^*)
・・・明日も、ガンバルゾ~