同窓会幹事会第一回の打ち合せ


さてさて

中学校卒業50周年記念同窓会の開催のために

一人奔走してくれたHくんと、私で

手分けして声をかけた同窓生が顔を揃えた。

既に日程は決まっていると、

誰もが思っていた。が若干1名異議を唱えた。


日程は、校区の同年会のイベントと同じ日の

午前中から午後の時間に設定した。

同年会のイベントが15時半からなので、

午前中は中学校の資料室の見学

12時〜15時 同窓会イベント

とした。

会場も校区内なので、同年会にも間に合う。


しかし、一人Mくんが異を唱えた。

「なぜランチ同窓会なのか。

お酒も出さないのか。

規模も25年前の同窓会がホテルで

盛大にやったのに、卒業50周年が

より盛大じゃなくて良いのか。

全ては同年会によって

制限されているからじゃないのか。

秋とか別の日に同窓会をすれば

何の制限もなく開催出来るのではないのか」


まさしく、おっしゃる通り。

その通りなのだ。


しかし、既に50年を過ぎてしまい、

一日でもはやく同窓会を開催したいが

4月開催の同年会の直前や直後は

遠方の参加者にとっても、

同年会にとっても、

迷惑な話で、

両方に参加したいという人のためにも

一日で全て片付くように同日開催とした。

秋までずらすと50周年という節目を逃すし

この半年で恩師の出席も危うくなるかも。

今回既に3名の恩師が参加を表明している。


それが、Mくんには受け入れ難し。

何故に同年会を優先するのか、

彼には理解しがたいことだった。


反対は彼一人だが、誰も彼を説得するだけの

言葉が見つからない。

時間だけが過ぎていく。

ある人が、先に進まんから、

ここは多数決で決めよう。

そうです。困った時の多数決。

どうしても意見が違って平衡線なら、

いたしかたなし。

結局、もとの案の日程に決った。

反対したMくんは不満そう。


私も本当は同年会なんて無視したい。

だけども奔走してくれたHくん。

同年会とも調整して決めた日程だもの。

先生にも案内状出しちゃってるし、

ここはHくんの案に忖度するしか無い。

事なかれ主義のなあなあ人生の私は、

反対したMくんを尊敬する。

信念を曲げず自分の意見を

どストレートにぶつけるMくんは、

とても清々しいと

私は思った。

その後、案内状にああだこうだと

変更提案があり、

私が訂正版を作成して、

ライングループで皆で

校正するということで、

打合せは終了。

1時間半の打ち合わせが終わって

やっと食事とビールにたどり着いた。


Mくんはちょっと不満そうだったが、

卒業以来初めての人もいたりして、

後半は楽しそうにしていた。


後日、私が案内文の訂正版を

代表幹事のHくんにラインして、

幹事会のライングループが

立ち上がりつつあるとき、


一人反対したMくんから

ラインが来た。


「自分はやはり同年会を優先する同窓会の

開催は受け入れ難し。

基本的な考え方が皆さんと異なる私が

幹事会に入ると、また意見がぶつかって

混乱させるから、自分は

幹事会に入ることを辞退します。

打合せに呼んでいただき感謝してます。

打合せの後は、久々の人とも話ができた

とても楽しい時間でした。

ありがとう。」


なんと、自ら幹事会を辞退してしまった。

本当に残念でしかたない。

彼のような反対意見を言ってくれる人が

いてくれたほうが、より良い同窓会になると

そう思う。

しかし、それは私の独りよがりで

彼には迷惑至極。

ここは、素直に彼の辞退を

受け入れる事にした。

それにしてもMくん。

私はMくんに対して尊敬の念しかない。


案内状もほぼ校正が終わり、

いよいよ代表幹事のHくん

往復はがきの印刷準備が

整いつつある。

あとは並行してイベントの

中身を考えますか。


ただ多少、資金面で不安がある。

前回の同窓会の残金もなく、

資金0スタートの今回。

代表幹事のHくんが

所有するビルの1フロアで

開催予定なので場所代は

要らないらしいが、

何も無いフロアでどうやって

イベントを開催するの?

Hくんには秘策があるらしい。


そこで、驚愕の事実が判明して、

またまた問題が勃発するなんて、

つい24時間前まで思ってもみなかった。


やれやれ、まだまだ簡単にはいかない。

驚愕の事実は、

残念ながら公開はできないと思う。


次回はちょっと話が飛びそう。



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