中学校同窓会第一回幹事会内容のその前に


我々の中学校の校区には

100年以上もつづく同年齢の人の集まりがある。

同年寄りと言っている。

各学年毎に干支にちなんで、

丑寅会とか辰巳会とか。

12年毎に被る名称を区別すべく

会の後に西暦を加えたり、

平成とかの年号を加えたりする会もある。

厄明けの年から始まる。


そして、私が属する会は毎年4月に集って、

町の中心的神社でお祓いをしてもらい、

その後懇親会という呑み会を実施する。

ほとんどが中学校の同窓生で、他には

この地区に大人になって引越してきた人や

かつては、この地区の学校とか企業とかで

働いている同年齢の人も参加していたらしい。

結成から20年以上経過しており、

還暦の歳にはお伊勢参りもした。

古希には善光寺に行く予定らしい。

私自身は、最初の数年参加して、

途中全く関わっていなかったが、

10 年くらい前から

また参加するようになり、

還暦少し前くらいからコロナの

始まりくらいまでは執行役員の

お手伝いもしていた。

それで、この同年寄りという組織は

他の校区にはない、とてもユニークな

集まりで、大切に繋げていくべき

そんな集まりだと自分自身は思っている。


そして、中学校同窓会との棲み分けが難しい。

同年寄りを中学校の同窓会と

勘違いしている中学同窓生が

未だに大勢いる。

宴会の場で中学の思い出話を

大声で輪になって話したり。

はじめて参加する人の周りでは

そんな事も多々あり、

段々と同窓生以外の人が

居づらくなって参加しなく

なってしまう。

それに対する対策は?

とにかく同窓会色を出さないで

と役員会はいう。


なかなか難しい。

この地区ならではの同年寄りと

中学校同窓会の課題だ。


そんな面倒臭い問題もあって、

同年寄り開始前に実施したきりの

中学校同窓会は、

その後はピタリと影を潜めた。

今回卒業50周年同窓会の一番の課題も

そこにある。

伝統的な同年寄りを邪魔することなく、

どう折り合いをつけて、

中学校卒業50周年記念同窓会を開催するか。

とても簡単ではないけれど、

こんな課題を乗り越えて

無事に開催できたならば

終わった後の満足感って

どんなに感動的だろうかと

私はワクワクしてしかたない。

ちょっと病気かもしれない。


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