自治会町内会組織内部で着服横領がしばしば起きるが今回は市役所職員が自治会に対し交付すべき金銭を横領した事件なので少し毛色が違う。
記事の内容を見るとペットボトル回収に協力した自治会に対して市が払う交付金を横領。また自治会関連ではないが廃家電リサイクル費の管理も任されていたのだろう。
話を自治会ゴミ収集にクローズアップしてみる。もし自治会が管理していると豪語する自治会員の方々は少なくともペットボトルリサイクルに関しては自らの意思で協力していると考え改めるべきだろう。なぜなら役所から交付金と言う形で報酬が支払われているのだから行政末端作業を引き受けた下請け業者扱い。そんな下請け業者はペットボトルを捨てに来る自治会加入していない人に対して自治会加入しろ!などと暴言を吐いてはいけない。大切な自治会収入の源を持参してくれるお客様なのだから。
因みに我が家はペットボトル処分を近所のスーパーにあるリサイクル装置に会員カードをかざし捨てる事でポイントが貯まる仕組みなので専らそちらを利用している。自治会も回収しているみたいだがどっちがお得かは誰にでもわかる事。
最後に事件を起こした公務員だが使い道が安定のギャンブルで自治会町内会内部で起きる着服事件における多くの動機と全く同じ。公務員だって人の子。狂う時は狂うから注意して欲しいとお願いしても注意しようがない。
この様な
組織のチェック体制がザルのまま性善説だけで運用し事件発覚したら義理人情で解決した昭和時代とはもう違うのだからいい加減に
役所と地縁による団体の在り方や仕組みを見直すべきではないだろうか。
筑西市の職員 自治会への交付金など500万余横領で懲戒免職 08月03日 17時48分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230803/1070021743.html
茨城県筑西市の32歳の職員が、市内の自治会に分配する交付金など500万円余りを横領したとして、3日付けで懲戒免職の処分を受けました。
懲戒免職の処分となったのは、筑西市役所の32歳の男性職員です。市によりますと筑西市では、自治会がペットボトルなどのリサイクルに協力した場合には、その量に応じて市が交付金を出していて、この職員は自治会の交付金の通帳の管理をしていたことし2月までのおよそ4年間にわたり、振り込まれた交付金330万円余りを、無断で引き出し着服したということです。また、廃家電のリサイクル費用として市が市民から預かっていた現金170万円余りについても所定の口座に入金しておらず、横領していた額は合わせて500万円余りに上るということです。
市の聞き取りに対して、この職員は「ギャンブルや交際費に使った」と横領を認め、すでに全額返済したということです。ことし4月に後任の職員が自治会の通帳の金額が合わないことに気づき、横領がわかりました。市はチェック体制が機能していなかったとしています。
筑西市の須藤茂市長は「市民の皆さまに深くおわび申し上げます。職員の管理監督を強化し、再発防止に取り組んでまいります」などとコメントしています。