朝日新聞アンケート結果を読む | 五十人組小政翼散会のブログ

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自治会町内会に関わる事だらけ

朝日新聞フォーラムで9月より始まった自治会町内会関係のアンケートが終了しました。この結果から読める事、つまり推定できる事を考えて見ました。アンケートはこちらです

どうする?、自治会町内会
http://www.asahi.com/opinion/forum/012/
自治会町内会は必要?
http://www.asahi.com/opinion/forum/013/

まず第一弾の質問は加入率、役割、課題についての質問でした。この中で加入率に注目してみました。
入っている87.4%、入ってない5.7%、以前入っていたがやめた6.2%、わからない0.8。
この数値だけをみると圧倒的多数が入会していると言えます。

次に第二弾の必要不要の結果はこうです。
(どちらか含む)必要 (557+332)/1967=(45.20%)、(どちらか含む)不必要  (295+676)/1967=49.36%、どちらでもない 107/1967=5.44%

その第一弾終了時に結果を見た私は第二弾の傾向をひそかに予想していましたが予想はあっさり外れました。てっきり必要及びどちらかと言えば必要の数値が80%以上になるだろうと考えて。
なぜなら
入会しているのなら活動を希望しているからこそである。それこそが一人一人の意思であると言えるのではないでしょうか。
でもこの
結果からすると少なくとも半数以上の人々は会を不要或いはどうでもいいと考えている
と言えるのです。

そのヒントがアンケート下に書かれた各自のコメントから読み取る事ができます。
不要に近い人々の意見を見ますと問題点がハッキリと書かれています。それに比べ必要としている意見には具体的に必要となる理念や目的に関する部分が乏しく、モラル的に入会する、感情的に入会しているなどの行動的表現をしているに過ぎません。
ところで必要やどちらかと言えば必要とした人の意見にも改善点や問題点を指摘している方もおられます。
どの様な組織にも言える事ですが
問題点を改善しながらより良くしながらの活動ならば大変建設的でどなたからでも歓迎されるでしょう。
しかし不要意見を見ますと
独裁で改善できないとか
組織自体に自浄プロセスがない。また
上意下達でどうする事もできないなどの意見もあります。どうやら組織としてまずやるべき事は改善する行為を行う以前に
組織そのものの構造自体を変えないと多くの人々から支持される会にはならない
でしょう。

もし多少不満があってもいいじゃないか。そんな考え方をしているならば統率しようとしている側の思考そのものですから住民の為の会とは言えないでしょう。