こんにちは、箱根そぞろ歩きです。
ツツジが鮮やかに咲き誇る5月。
東京は、夏日が続いたかと思えば、急に肌寒くなり。
目まぐるしい気温差に、身体がついて行きませんショック


令和元年7日目の朝。
養母1 兼 母方祖母、96歳の人生に幕を閉じました。
急変から2日、意識朦朧と覚醒を繰り返しつつ、
血圧が測定出来ないほど低くなり。

祖母が育ての親を務めた大伯父と、
養女 兼 孫の私が手を握り撫ぜ続ける中、
苦しむ様子も無く静かに穏やかに、
最後の呼吸を終えました。


母の時も父の時も、間に合わなかった旅立ち。
せめておばあちゃんは、発つ時に立会いたいと
願い続けていた事が、叶いました。

大正・昭和・平成・令和、
4つの時代を生き抜いた祖母。
並々ならぬ苦労をしながらも、
明るく振る舞い続けた気丈さと優しさに、
頭が下がります。


母の発ち日も、父の発ち日も、快晴でした。
祖母が旅立った朝は見事に晴れ、
日中曇っていたものの、夕方には再び青空が。


お見送り3度目ともなると、
段取りや為すべき事が粗方わかっており。
元気だった頃の祖母が、自分の旅立ちに関し
明確な希望と指示を出してくれていたお陰で、
スムーズに送り支度が進んでいます。


有難い事に菖蒲湯で湯灌して頂き、
エンゼルメイクでキレイになった祖母を、
ホスピスで一晩休ませてもらい。
旅立ち翌日の昨日、敷地内ホールで
お別れ式をして頂きました。

キリスト教ホスピスなので牧師さんが居り、
息を引き取った時には枕辺の祈りをしてくれ、
退院する時も祈りと歌で見送ってくれます。
私がリクエストした「神ともにいまして」の曲。
母の退院日もこの曲で送って頂いたなぁと、
懐かしくも切ない思いがしました。

ホスピス庭園の亀さん達も、いよいよ見納め。
甲羅干し中をパシャリウシシ


明日は納棺式、明後日は告別式。
大方の手筈を整え、納骨に向けた第一準備も完了。
緊張状態が続いていたためか、身体中バリバリ汗
今日は久しぶりに、整体でセルフケアして来ます。

皆さま、どうぞ良い一日をお過ごし下さいませニコニコ


🍀お読み頂きまして、ありがとうございました🍀
箱根そぞろ歩き

こんにちは、箱根そぞろ歩きです。
昨日は久しぶりのプライベートタイムで、
知人に誘われ朝早くから小田原へ行きました。

🌟お目当その1 御感(ぎょかん)の藤。


小田原城址公園にある、見事な藤棚。
大正天皇が幼少の頃、咲き誇る藤の花の美しさに
感嘆した事から、名付けられたそうです。


散り始めでしたが、見応えあります。
新緑に映える、優しい色合いもステキ照れ


風が花房を揺らす度、甘い香りに包まれます。


朝一番のロマンスカーで向かった甲斐があり、
人影少なくとても静か。
早起きは三文の得🎵


「御感の藤」近くにある、報徳二宮神社を参拝。


境内をそぞろ歩き👣していると、
軽快な祭り囃子が近付いて来ました。

🌟お目当その2 松原神社例大祭。
注:動画の音量にご注意下さい。



漁師さんのお祭りが元となる、松原神社例大祭。
お神輿を船に見立てた《小田原担ぎ》という、
ユニークな担ぎ方をします。

朗々と唄われる浜木遣りが終わると、
担ぎ手さん達が掛け声と共に突進し、
提灯持ち役《高張り》の前で、ピタリと静止。
お神輿を担いで走る事を、小田原では
「突っ駆ける」「跳ぶ」と呼ぶそうです。
藤を愛でた足で、報徳二宮神社で行われた
突っ駆けを見る事が出来ました爆笑

掛け声も、これまた独特です。
よく耳にする「ワッショイ」ではなく、
「オイサー」「オリャサー」が、小田原流。
漁の網を人の手で引き上げていた時代、
互いにタイミングを合わせる為の掛け声が、
お祭りの中に残されているとの事。

今でこそ、大きな定置網も機械の力で
引き上げられていますが、
漁師さん達の手で、命掛けで漁をしていた頃は。

前触れとして浜木遣りを唄う。
  ↓
唄い終えたら、掛け声と共に網を引き上げる。
   ↓
動きを止め、次の浜木遣りを唄う。
   ↓
掛け声と共に、網を引き上げる。

その繰り返しをしながら、大きく重い漁網を
漁師さん達が力を合わせ、引き上げていたそうです。
海へ落ち召されてしまう方も少なく無く、
浜木遣りには神様を祀る内容の唄も有るとの事。
危険と背中合せな仕事をする中で生まれた、
知恵と祈りの形なのでしょうね。
お祭りの由来を知ると、感慨深いものがあります。

前出:小田原 御幸の浜。

例大祭の締め括りとして夕方から始まる、
松原神社での《突っ駆け宮入り》。
3日間行われる祭りで、
お神輿を担ぎ続けた担ぎ手さん達が、
ラストスパートとばかりに。
神社目掛けて突っ駆ける勇猛な姿を、
見る&撮る気満々でいたのですが。
ホスピスから祖母の容態急変連絡が入り、
知人と別れ昼前には東京へUターン。


血圧がいきなり低下し、不整脈が激増して、
危うい感じになりました。
実娘2名を除いた親族が駆け付けてくれた中、
容態が少し落ち着いた祖母。
意識明瞭と朦朧を繰り返し、
掠れ声ながらも話せるまでに至り。
朝昼は身体が受け付けなかった食事も、
夕食は僅かに摂れて少し安堵。

いよいよ看取り時期に入ってしまった様で、
祖母付き添いを従弟クンに頼み、
看護師さんとお見送り支度の話し合いをしました。


亡母の末期癌ケアで知る事が出来た、
ホスピス病棟という場所。
苦痛緩和以外の医療処置をしない代わり、
身体と心を解しながら穏やかに過ごせるよう、
様々な配慮をしてくれます。
お見送り支度の話し合いも事前準備も、
看取る側にとっては重要な事柄。

「治療して帰宅させる」を主旨とする、
急性期治療病院では相談・協力を望めない
お見送り支度や旅立ち後についても。
家族のメンタルケアを含め力添えして貰えるのは、
とても有り難い事だと感じています。


昨夜は電気も消さずに寝落ちしたものの、
グッスリ眠れたのか体力回復音譜
ゴールデンウィーク10連休の最終日、
お休みの方はどの様に過ごすのでしょうか。

どうぞ、今日も良い一日をお過ごし下さいませニコニコ


🍀お読み頂きまして、ありがとうございました🍀
箱根そぞろ歩き
こんにちは、箱根そぞろ歩きです。
ゴールデンウィーク後半。
お休みの方は、休暇満喫していますか?

箱根登山バス、湯本・小田原行き車窓から。
宮城野橋を過ぎた左手に臨む、新緑と渓流。


晴れ続きな東京。
日中は、夏日の様な暑さが続き、
ホスピス庭園はオオムラサキが見頃です。



祖母がお世話になった施設の退去、無事完了。
丸5年以上の施設生活
 
モノを大事にし捨てられない性格
 =私物量極めて多し。

施設一泊して荷をまとめましたが、
単身で片付けるのは結構な骨折り。
クタクタへろへろあせるになりながら朝を迎え、
助っ人に来た従弟クンの車へ荷を積んで、東京へ。
リサイクル活動をしている大伯母一家も、
不要品引取りに駆け付けてくれ、有難い限り笑い泣き

タイミングにも救われました。
荷積みしている時に雨雲が空を覆い始め、
大方積んだ頃から小雨がパラつき出し。
荷積み完了した途端、一気に土砂降りに。
あまりの絶妙タイミングに、一同ビックリびっくり
親戚にもお天気にも感謝しきりな、
施設退去日となりました。


祖母の外孫にあたる従弟クン、
祖母の姪にあたる大伯母、
祖母の従弟 兼 養い子にあたる大伯父
(戦時中、16歳だった祖母が育て親を務めた
という有難い協力者が居る一方で。
困ったサン揃いな、祖母の実娘(叔母)2名。
精神疾患がある事を差し引いても、
理不尽が過ぎる言動を向けて来ます。

骨折入院→転院→施設退去と、
短期間で一気に動かざる得ない状況を、
風邪引きながらもようやく乗り切り、
疲労困憊しているコチラを労うでもなく。
1人の叔母は電話口で唐突に逆ギレし、
マシンガントークで責め立て続け。
見守り同居しているもう1人の叔母は、
いつもの如く一人二役で喋ったり笑ったり。
つくづく、カオスな状況を丸投げされたなぁと思いますアセアセ


ホスピスの穏やかケアのお陰で、
祖母も大分落ち着いて来たし。
GW明けたら、セルフケア時間を頂く予定。
箱根は緑が一層、鮮やかになっている事でしょう音譜

皆さま、今日も良い一日をお過ごし下さいませニコニコ


🍀お読み頂きまして、ありがとうございました🍀
箱根そぞろ歩き