こんにちは、箱根そぞろ歩きです。
昨日は久しぶりのプライベートタイムで、
知人に誘われ朝早くから小田原へ行きました。

🌟お目当その1 御感(ぎょかん)の藤。


小田原城址公園にある、見事な藤棚。
大正天皇が幼少の頃、咲き誇る藤の花の美しさに
感嘆した事から、名付けられたそうです。


散り始めでしたが、見応えあります。
新緑に映える、優しい色合いもステキ照れ


風が花房を揺らす度、甘い香りに包まれます。


朝一番のロマンスカーで向かった甲斐があり、
人影少なくとても静か。
早起きは三文の得🎵


「御感の藤」近くにある、報徳二宮神社を参拝。


境内をそぞろ歩き👣していると、
軽快な祭り囃子が近付いて来ました。

🌟お目当その2 松原神社例大祭。
注:動画の音量にご注意下さい。



漁師さんのお祭りが元となる、松原神社例大祭。
お神輿を船に見立てた《小田原担ぎ》という、
ユニークな担ぎ方をします。

朗々と唄われる浜木遣りが終わると、
担ぎ手さん達が掛け声と共に突進し、
提灯持ち役《高張り》の前で、ピタリと静止。
お神輿を担いで走る事を、小田原では
「突っ駆ける」「跳ぶ」と呼ぶそうです。
藤を愛でた足で、報徳二宮神社で行われた
突っ駆けを見る事が出来ました爆笑

掛け声も、これまた独特です。
よく耳にする「ワッショイ」ではなく、
「オイサー」「オリャサー」が、小田原流。
漁の網を人の手で引き上げていた時代、
互いにタイミングを合わせる為の掛け声が、
お祭りの中に残されているとの事。

今でこそ、大きな定置網も機械の力で
引き上げられていますが、
漁師さん達の手で、命掛けで漁をしていた頃は。

前触れとして浜木遣りを唄う。
  ↓
唄い終えたら、掛け声と共に網を引き上げる。
   ↓
動きを止め、次の浜木遣りを唄う。
   ↓
掛け声と共に、網を引き上げる。

その繰り返しをしながら、大きく重い漁網を
漁師さん達が力を合わせ、引き上げていたそうです。
海へ落ち召されてしまう方も少なく無く、
浜木遣りには神様を祀る内容の唄も有るとの事。
危険と背中合せな仕事をする中で生まれた、
知恵と祈りの形なのでしょうね。
お祭りの由来を知ると、感慨深いものがあります。

前出:小田原 御幸の浜。

例大祭の締め括りとして夕方から始まる、
松原神社での《突っ駆け宮入り》。
3日間行われる祭りで、
お神輿を担ぎ続けた担ぎ手さん達が、
ラストスパートとばかりに。
神社目掛けて突っ駆ける勇猛な姿を、
見る&撮る気満々でいたのですが。
ホスピスから祖母の容態急変連絡が入り、
知人と別れ昼前には東京へUターン。


血圧がいきなり低下し、不整脈が激増して、
危うい感じになりました。
実娘2名を除いた親族が駆け付けてくれた中、
容態が少し落ち着いた祖母。
意識明瞭と朦朧を繰り返し、
掠れ声ながらも話せるまでに至り。
朝昼は身体が受け付けなかった食事も、
夕食は僅かに摂れて少し安堵。

いよいよ看取り時期に入ってしまった様で、
祖母付き添いを従弟クンに頼み、
看護師さんとお見送り支度の話し合いをしました。


亡母の末期癌ケアで知る事が出来た、
ホスピス病棟という場所。
苦痛緩和以外の医療処置をしない代わり、
身体と心を解しながら穏やかに過ごせるよう、
様々な配慮をしてくれます。
お見送り支度の話し合いも事前準備も、
看取る側にとっては重要な事柄。

「治療して帰宅させる」を主旨とする、
急性期治療病院では相談・協力を望めない
お見送り支度や旅立ち後についても。
家族のメンタルケアを含め力添えして貰えるのは、
とても有り難い事だと感じています。


昨夜は電気も消さずに寝落ちしたものの、
グッスリ眠れたのか体力回復音譜
ゴールデンウィーク10連休の最終日、
お休みの方はどの様に過ごすのでしょうか。

どうぞ、今日も良い一日をお過ごし下さいませニコニコ


🍀お読み頂きまして、ありがとうございました🍀
箱根そぞろ歩き