被災地への輸送 | 愛知の運送会社「Hakobee社長」のつぶやきブログ

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愛知県で一般向け運転手付きトラック輸送サービス「Hakobee」を展開している、運送会社社長の日々を綴ったブログです。

株式会社相互運輸の社長である私が書き綴るブログです。

 

主に運送事業・保育事業・ランドリー事業の3事業を運営しています。

 

会社紹介だけでなく、私個人のプライベートなど、その場その場で思いつくままに書いています。

 

 

 

 

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名古屋市からの委託を受けた愛知県トラック協会は、今回の能登半島地震に対し、緊急支援物資の輸送を段取りしています。

 

弊社も協会員として打診され、前のめりで手を挙げました。

 

 

 

5日金曜日の夕方に水や給水タンクを指定場所から積込み、そのまま珠洲市へ輸送。

 

 

私と運行管理者の2名2台で行く。

 

 

 

翌日出発組も同業の株式会社ニシテ商会さん、株式会社名西運輸さん等が協会の依頼を素早く決断し対応したと聞く。

 

 

 

同業だからわかる。

 

年始の忙しい最中に、素晴らしい対応力である。

 

 

 

私にとって久しぶりの4t車なので緊張したが、事故なんてした日には逆に大迷惑をかけるので、慎重に。

 

 

 

半島の付け根までは順調。

 

そこから珠洲市まで、凄惨な状況の道、電灯の消えた真っ暗な山道をゆっくり進むこと数時間。

 

 

 

暗闇・地割れ・段差・崖崩れ・細かく細い迂回路、平均時速で言えば、おそらく20km/hほどしか出せない。

 

 

 

到着は3:30でした。

 

 

 

言葉にならない状況。

 

 

 

市役所職員が数名来てくれて、その時間から2台分を体育館に手下ろし。

 

完了は5:30。

 

 

 

終わって出発した直後にスマホが鳴り響き、震度5の余震が発生。

 

 

 

被害拡大は十分あり得るので、早めに帰らないと保証はない。

 

眠い目を擦りながら一旦金沢市内まで戻りました。

 

(きっと4名2台体制で行くべきだった)

 

 

 

物流会社として出来ることは物資輸送くらいだ。

 

今後も依頼があれば基本的に引き受ける。

 

 

 

喜ばしいことに、私達が出ることを聞きつけた弊社のドライバーの数名が、是非交代させてくれと本気で申し出てくれたこと。

 

そして今後も休みだろうが何だろうが、被災者のために出来ることがあれば教えてくれ、と言ってくれていること。

 

 

 

 

 

 

とにかく道路という血管が十分に開通しないと全てが滞る。

 

 

 

 

自衛隊や消防・警察・自治体等の組織が頑張っているのを邪魔しないこと。

 

そして癒されない悲しみの中、せめて見せかけでも日常を取り戻せるように、我々は出来ることをするだけだ。

 

 

 

 

 

おしまい