今回の一時退院中に【デジタル終活】を済ませておこうと、パソコン内の整頓をいろいろやっていたら、見つけた、小学校卒業式の謝辞。
思うところがあり…
いつか娘っ子が見てくれたらいいなとブログに残しておきます。
*****2022.3
体育館の中央に立ち、前は卒業生、左手に先生方、右手に来賓、背後に保護者たち。
緊張はしていないつもりでしたが手が震えました。時候の挨拶が校長先生と似ていた…慌てて変更。そして!まさかのマイクトラブル…あぁテンパるとはこのことかと。
せめて前にいる子どもたちには届きますようにと声を張り上げて読みました。
読んでいる最中に子ども達の中に泣いている子もいてね。
終わってから、「後ろまで聞こえたよ、泣けたよ」ってママさん達から声かけられて、その時ひっそり涙しました。
くじびきで二巡目のクラス代表になってしまいましたが、貴重な経験ができました。
今はくじ運の悪さにも感謝です!
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謝辞
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やわらかな日差しに、花のつぼみもふくらみ始め、旅立ちの春を感じる頃となりました。
本日は、このような愛情ある素晴らしい卒業式を開いていただき、校長先生はじめ諸先生方、誠にありがとうございました。
また、ご来賓の皆様におかれましては、お忙しい中、ご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。卒業生の保護者を代表致しまして、心よりお礼申し上げます。
只今、校長先生から卒業証書を受けとる子どもたちの姿に、目頭が熱くなり、様々な思いを胸に感じております。
当たり前のように過ごしてきた日々ですが、思い返すと明るいことばかりではなく、特にここ二、三年は台風災害や新型コロナウイルス感染拡大もあり、様々な不安や葛藤も多かったと思います。
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私ども保護者も学校へ行くことが少なく、子どもの姿を直接見る機会の減少に、淋しさを感じることもありました。
そんなコロナ禍に埋もれてしまいそうな時、担任の先生からの毎週末のお便りがとても支えになりました。また学校ホームページでの校長先生のダイヤリーは、学年を超えて○○小学校の今が活き活きと伝わり、とても楽しみに拝読しておりました。
先生方におかれましては、日々の激務に加え、新しく始まった教科担任制やICT教育の導入、そして毎日毎日、感染対策に講じていただき、そのご苦労はとても計り知れません。
小学校生活を子どもたちだけでなく保護者も支え続けてくださったこと、心から感謝しております。
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さて、卒業生のみなさん。
ご卒業おめでとうございます。
六年前の入学式の幼くてかわいらしい姿から、ずいぶん頼もしい表情に成長しましたね。
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二年前の二月の参観日、覚えていますか。
十年後の自分への手紙の発表でした。十歳の皆さんが少し照れ臭そうに、でも目をキラキラ輝かせて話す姿がとても印象的でした。
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そしてつい先日、小学生最後に書いた将来の夢を見させていただきました。
一人一人夢は違うけれど、皆さん共通しているのは、大人になることに希望を抱いて、目標に向かって頑張ろうという気持ちが、すごく素敵だなあと思いました。
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皆さんが歩んでいく中で、これから先もいろいろなことがあると思います。
大人になり、夢を叶えた人もいれば、まだ目標が遠くて途中で頑張っている人もいるでしょう。また、別の道が見えて、方向転換している人もいるでしょう。将来の夢は変わっていくものですし、いろいろ考えていて、わからなくなった、でもいいと思うのです。
それも成長の一つなのですから。
大事なことは、目標を達成したという結果ではなくて、「自分の目標に向かって頑張った」と自分を誇れることなのです。
皆さんのお父さんお母さんは、皆さんが夢を叶えるのはとても嬉しいし、もちろん一緒に喜びたいです。
でも、それ以上に、毎日目標に向かって、目をキラキラ輝かせて頑張っている子どもの姿を見ることが何よりも嬉しいし、幸せなのです。
悩んだり困ったりした時は、一人で抱え込まず、先生や地域の方々、お友達、そして家族を頼ってください。
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先生方、そしてご来賓の皆様、今後もこの子たちを暖かく見守っていただきます様、お願い申し上げます。
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最後になりましたが、○○小学校のますますのご発展と、皆々様のご健康とご活躍を心よりお祈りし、御礼の辞とさせていただきます。
六年間、ありがとうございました。
令和四年 三月