今更ながらではあるが、カメラを買ったんである。
ニコンのD5000。デジタル一眼レフという代物である。
恐ろしいことに、僕は今までデジカメを所持していなかった。
写真を撮ることの必要性を特に感じていなかったし、別段興味があったわけでもない。
例えば、旅先などで写真に収めておきたい場面に出くわしても、「この景色はね、ココロのシャッターを押して、記憶というアルバムにそっと仕舞っておけば、あたし、それでいいの……」という控え目且つ硬派な姿勢を崩さずにいた。
でもさ、なんか流行ってんじゃん。
デジイチを首からぶら下げて、下北沢界隈をぶらりと歩いて、それっぽい光景をそれっぽく撮れたら、すげぇそれっぽいじゃん。
モテそうじゃん。
彼女出来そうじゃん。
「二人で写真デートしよっか! フフフッ」みたいなの、正直アリじゃん。
アリアリじゃん。
そして何より、目で見ている、視覚で捉えている以外の世界が、実は僕らの前には常に広がっていて、カメラのレンズを通すとその一端を捕まえて切り取ることが出来るのだ。
森山大道の写真集を眺めていると、そんなことを思ったりする。
切り取ってみたいじゃないか。
見てみたいじゃないか。
僕が普段、目で見ている以外の世界を。
そんなこんなで、僕はエイヤッと現金一括払いでデジイチを購入した。
これから少しずつ少しずつ勉強していきつつ、世界の色々な表情を切り取っていく次第である。
デジイチ持っている人、ご指導ご鞭撻をお願いしたく存じます。
もしも、アナタが素敵な女の子ならば、ぜひとも僕と写真デートに繰り出しましょう。
だって、その為に買ったんだもーん。
♪今の気分的一曲
午後のパノラマ / かせきさいだぁ≡
