護身の最善策は、危険に近付かない事と出来る限り争いを避ける事 即ち逃れの真理を心得ておかなければならない。
しかし只単に敵に恐れを為して逃げるだけなら 敵は、追って来るし再度攻撃のチャンスを狙われる事もある。
どうしても逃れられない状況になった時 確実に相手を征する技とその技に自信があってこそ逃れの真理は成立する。
八光流柔術は、逮捕術と言う面も持っている。
相手を捕える逮捕術の技と逃れの真理から発する護身術の技とは、異なった武道のように思えるが、どちらもここぞと言う時には、迷わず八光流の技を駆使して相手を征する点では共通している。
そんな八光流の技を自在に操り｢やる時にはやる｣その意志と自信を前提に八光流の逃れの真理はあると信じておれは、八光流の修行を続けている。