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血液型と性格は「関連なし」 読売新聞
2020年09月23日 21時2分投稿分の再投稿
今日は「血液型と性格は関係なし」というお話をお伝えいたします。
もう随分古い話になりますが、今から50年以上前、血液型と性格が大ブームとなり、マスコミをはじめ猫も杓子も血液型に明け暮れる時代がありました。
私なんかはAB型なものですから、やれ二重人格だ、変人だなどと揶揄されたものです。
でも当時はそれがただのブームではなく、怖いことに正しいものだと支持されていたのです。
何かにつけ、血液型が話題にのぼっていた時代でした。
ところが50年近く経った今でも、それがまだ生き続けているといいます。
もういい加減に止めませんか?
血液型と性格については、今日お伝えする情報の他にもいくつもの否定的な研究があり、そもそも血液型自体が厳密にいうと、(正確な数字は忘れましたが)何百種類もあるので、それに合わせて性格も分類しなければいけないことになりますので、そのことからいってもナンセンスということが言えると思います。
この事例からは、世界でも日本だけという特殊なことや、そして、半世紀近くにも及びいまだに血液型の迷信が続いていることから、いかに私たちが洗脳されやすく、固定観念に捉われやすいか、また思考停止に陥りやすいかなどの戒めになると思います。
できるだけ、常識だからとか、普通だからとかいう横並びを止めて、人それぞれが皆んな違うんだ、自分は自分という本来の自己に立ち返って生きていきたいと思います。
では読売新聞さんの記事から引用してご紹介いたします。
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血液型と性格「関連なし」・・・日米1万人超を調査
読売新聞 2014年7月19日
血液型と性格の関連性に科学的な根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。
日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。
「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられているが、就職や人事などで差別される。
「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。
研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。
縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は国内では流布しているが、海外ではほとんど知られていない。
1970年代に出版された関連本がきっかけで、その後もテレビ番組などで紹介されたことで広がったという。
縄田講師は、経済学分野の研究チームが、2004年~05年に日米の1万人以上を対象に、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識調査に、回答者の血液型が記載されていることに注目。
血液型によって回答に違いがあるかどうかを解析した。
その結果、「楽しみは後にとっておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など、計68項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの3項目だけで、その差もごくわずかだった。
このため、「無関連であることを強く示した」と結論付けた。
血液型をめぐっては、特定の血液型の人格が否定的にとらえられる例があり、問題視されている。
厚生労働省によると、採用面接などで血液型を尋ねられるケースは後を絶たず、同省は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」として、血液型を質問しないように企業に求めている。
大阪労働局によると、採用試験の応募用紙に血液型などの記入欄を設けていた企業に対し、是正するよう行政指導した例があるという。
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