石原結實医師 「減塩」が病気をつくる! | hakko1019のブログ

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「発酵水」
母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしています。



天日干しの自然海塩の一つ、長崎五島列島の「とっぺん塩」


古式醸造法による本物の醤油づくりに重要な高塩分濃度 




いつもお話していますが、「塩」は命の根源です。

これまでも過去記事にて、私たちの心身の健康を維持増進する上で不可欠な、塩の大切さ、重要性について何度もお伝えしてきました。

改めて今日は、著名な石原結實医師がガンはじめ様々な現代病と「塩」との関連性について、究極的とも言えるお話をわかりやすくお話してくれていますので、ご紹介させていただきます。

冷えや低体温、そして様々な不調や症状や病気に悩んだりお困りの方は、“超シンプルイズベスト”で「塩(天然自然塩)」の摂取量を見直してみてはいかがでしょうか。

それではダイレクト出版さんの 『食がもたらす "病" ~日本の食 安全神話崩壊~』Renaissance ルネサンスvol.13より要約してご紹介いたします。

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石原結實医師 「減塩」が病気をつくる!
ダイレクト出版 『食がもたらす "病" ~日本の食 安全神話崩壊~』
Renaissance ルネサンスvol.13

■「塩分は健康に悪い」という固定観念が生まれた背景

「塩分は、高血圧や脳出血の一大要因になる」という固定観念は1960年代に米国のL・K・ダール(Dahl)博士が、日本の南部の塩分摂取量と高血圧の発症頻度を、塩分摂取量の少ない太平洋のマーシャル諸島の人々やアラスカのイヌイットの人々と比べて発表した論文が大きく影響している。

1960年頃、1日13~14gの食塩摂取をしていた鹿児島など南日本の人々の高血圧の発症率が約20%、同じく27~28gと2倍もの食塩摂取をしていた秋田、青森などの東北地方の人々の発症率が約40%という結果が出たため、「塩分こそ、高血圧や脳出血の元凶である」という結論になった。
よって、この頃から東北地方で減塩運動が始まり、全国に普及していった。

国内の塩分摂取量の推移はというと、1945(昭和20)年以降の日本人全体の平均食塩摂取量は「15g/日」であったが、1979(昭和54)年には「13.1g/日」になった。
しかし当時、厚生省から「10g以内が望ましい」と発表され、その後、1日の平均食塩摂取量は1985(昭和60)年には「12.1g」、2015(平成27)年には「10.0g」にまで減少した。
にもかかわらず、厚生省は減塩を推し進め、現在は「男7.5g以下、女6.5g以下が望ましい」と発表している。
またWHO(世界保健機関)では「5.0g以下」を推奨している。
無茶苦茶である。

■「塩」は生物を生かし文化を発展させるもの
ー略ー

■「減塩」で免疫力が落ち、ガンに罹りやすくなる

このように、昔から塩は生きていくための最重要食品とされてきたし、文化の発展にも大いに寄与してきた。
それなのに「寒い東北地方に住む人々が体を温めるために、塩(カロリーはゼロだが体を温める作用がある)を多く摂ったことで高血圧に罹患する人が多かった」という一点のみの理由から、全国民に減塩を強制してしまったことのつけは、実は甚大なのである。

日本人の脇の下の平均体温は、1957(昭和32)年には「36.9℃」もあったという。
ところが今は「35.8~36.2℃」の人がほとんどで、中には「34℃台」の人もいらっしゃるのだから驚く。
ここまで体温が低くなってしまった要因の一つに、現代人の筋肉量が減っていることが挙げられる。
体温の40%は筋肉で作られるのに、現代は体を動かす機会が減り、昔に比べて筋肉を動かさなくなってしまった。
もちろん、体温を高く保ってくれる塩分の摂取不足も大いに関係している。
そして、体温が1℃低下すると免疫力が約30%落ちることや、ガン細胞は35.0℃の低体温で増殖し39.6℃の高温では死滅することもわかっている。

1975(昭和50)年のガン死者数は約13万人で、当時は医師数も同様の約13万人だった。
それから50年近くの間にガンの研究・治療は格段に進歩したし、医師数も約33万人へと増加したのに、2021年のガン死者数は約38万人だった。
医師がガン細胞を切り取ったり、放射線で焼いたり、抗ガン剤で殺したりという対症療法に終始していることの他に、ガンに罹る人が著しく増加しているのだ。

■塩分摂取は "長寿の知恵"

今では、「塩分摂取=高血圧」がすべての日本国民の固定観念となってしまった。
しかし「塩分摂取量の全国順位が40位以下の大阪や沖縄など(つまり全国平均よりも塩分摂取量が少ない地域)で高血圧疾患による死亡率が高い」という現実もある。
「塩分=高血圧」が正しければ、もっと順位が高い地域で高血圧疾患による死亡者が多くなるはずではないか。
またガンによる死亡率も同様に、塩分摂取量が全国順位40番以降の大阪、兵庫、島根などで全国平均よりも高くなっている。
そして逆に、今や日本の最長寿県として知られる長野県の塩分摂取量は、日本で4番目に多いのだ。

さらに、うつ(鬱)や自殺(うつが要因になることが多い)は、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアなどの北欧の国々で多発している。
日本でも、人口10万人あたりの自殺者数は秋田県、山形県、青森県、新潟県といった北国が高い。
その要因は「日照量の少なさ」と「寒さ(低気温)」とされている。
だからこそ北国の人々は、体を温めるために塩分摂取量が伝統的に多かったのである。
そうした地域に何百年も住んできた先祖の知恵だったわけだ。
だが今や、塩分を極端に制限された東北の人々の体温は下がり、「うつ」や「自殺」が増加している。
「塩=高血圧」という一点の理由から始まった "減塩運動" が、こうした種々の弊害をもたらしていることは、ほとんど知られていない。
西洋医学は歯牙にもかけていないし、一顧だにしない。

■大規模調査が証明!「食塩摂取量と死亡率に明確な相関性はない」
ー略ー

■塩分を多く摂取しても発汗・排尿を促せばOK

塩や塩分を多く含んだ食物(漬物、佃煮、塩辛、明太子、ポテトチップスなど)をたくさん食べると、食物から“NaCl(塩=塩化ナトリウム)”が血液中に吸収されていく。
Na(ナトリウム)は、周りから水分を引き寄せる性質(吸湿性)があるので、血液中には水分が多くなり、血液の全体量が増える。
よって、心臓はより強い力で血液を押し出さなくてはならなくなり、血圧が上がる。
このように、塩分摂取過多は確かに血圧を上げる。

今では降圧剤(血圧を下げる薬)は数十~数百種類も存在するが、私がまだ医師になったばかりの頃(今から50年近く前)は、高血圧患者には即「降圧利尿剤」(尿の出をよくして血圧を下げる。今でも“フルイトラン”という薬が生き残っている)を処方していた。
排尿量の増加とともに、高血圧の一大要因である塩分を体外に排出してくれるからだ。

ということは、「塩(塩分の多い食物)を少しくらい多く摂っても、汗や尿で捨ててしまえばよい」ということになる。
入浴、サウナ、運動などなど、汗をかくようなことをすると、必ず尿の出もよくなる。
発汗と排尿は“Na(塩)”の排泄もよくしてくれる。
よって、日頃、入浴、サウナ、運動などを励行して、発汗と排尿を促すという条件なら、思う存分・好きなだけ、塩(塩分の多い食物)を摂っても問題ない。

■「塩分不足」のほうが重大疾患を引き起こす!

最後に「食塩」の効能を列挙しておこう

<調理に使用する>
1.鹹味(塩味)を出す
2.殺菌作用がある(食物の保存性)
3.肉や魚の身を引き締め、旨味を凝縮する

そんな味の決め手になるのはもちろんだが、特に大切なのは摂取した際の効能である。

<摂取すると>
1.体を温める
2.体液(血液、リンパ液、細胞内液など)の浸透圧を一定に保ち、水分の代謝や体液のpH(ペーパー、酸・塩基平衡)を維持する。
3.神経の興奮の伝達に関与する
4.筋肉の収縮作用に大きく関与する
5.胃液・腸液・胆汁などの消化液の原料になる
6.体内の有毒物の解毒をする

以上のことから、「塩」の摂取不足は次のような症状を惹起する可能性がある。

①新陳代謝(体温)が低下する
②食欲が減退する
③筋肉収縮力や神経の興奮の伝達作用の低下による痙攣が起こることがある
④心筋の収縮力低下による血圧低下(脱力感や倦怠感)や、ショック症状を起こすことがある
⑤腎機能の低下(腎臓が過労に陥るため、原尿の中の塩分の再吸収をしなければならない)

賢明なる読者の皆さんにおいては、この機会にぜひ「塩」の重要性を再認識していただきたい。
本能が欲するなら、しっかり摂取する。
しかし、運動・入浴で、発汗・排尿を促して排泄する。
そしてより健康的な生活を手に入れてもらえれば幸いである。

 

 

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