ガッテン!盲腸(急性虫垂炎)は切らないほうが良い… zoot.blue
腸内細菌のバランスを保つ「虫垂」取ってはダメ
2020年09月15日 20時44分投稿分の再投稿
つい最近まで、痕跡器官の一つとして盲腸と呼ばれ、必要がない臓器として切除されてきた「虫垂」ですが、もう一つの痕跡器官とされてきた「脾臓」と共に、現代医療ではとても軽く扱われてきました。
なので脾臓も同様に、簡単に切除されてきた歴史がありました。
なぜなら、その働きが全く理解できなかったからだと言われています。
この事象からも言えることは、まさに西洋医学の限界を象徴する出来事の一つだということです。
ちなみに、子どもの頃のことですが、竹馬の友が虫垂炎(当時は盲腸炎)にかかってしまい、手術をすることになりました。
なにしろ何にもわからない子供のことですから、手術は簡単で、1週間くらいで良くなると聞かされていました。
ところが、膿が虫垂から盲腸のほうにまで広がっていて、簡単には済まない大きな手術となって、1~2ヶ月入院する大変なことになりました。
そして友人は退院後も、また再手術をしたりして、長い間ずっと後遺症を引きずって悩み続けていたことを思い出します。
話は違いますが、私は子供の頃扁桃腺が腫れて、よく40度超えの高熱を出し、死ぬかと思うほどの悪寒を何度も体験しました。
医者は扁桃腺を取ると良くなると言って、何度も手術を勧められましたが、絶対に嫌だと言って断固として抵抗しました。
その後、扁桃腺で苦しむことは一切なく、手術しないで大正解でした。
進化の頂点に立つ私たちの体に要らない臓器などあるはずがありません。
よく考えればわかることだと思います。
なんでもすぐに手術して摘出したりする、現代医療を妄信してはいけないと思います。
特に日本の医療は患者本位ではなく、医療本位と言われていますので、注意が肝要です。
今日は虫垂のお話をご紹介しますが、次の機会に「脾臓」のお話をお伝えしたいと思います。
また、虫垂炎を起こしても、手術せずに治す自然療法の一つ、「ごぼう療法」についてもいずれご紹介したいと思います。
他にも腸の様々な症状にも役立ちますので、ご興味がある方は、お楽しみに。
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虫垂むやみに取らないで 腸内細菌のバランスを保つ
共同通信 2014.4.11
体に必要ない組織と考えられていた虫垂が、腸に免疫細胞を供給し、腸内細菌のバランスを保っていることを大阪大などのチームがマウスで明らかにし、10日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。
チームの竹田潔(たけだきよし)大阪大教授(免疫学)は、「バランスが悪くなると食中毒も起こしやすい。
虫垂をむやみに取らないほうが良い」と話す。
腸内細菌のバランスが崩れて発症する潰瘍性大腸炎やクローン病の新しい治療法開発も期待される。
虫垂は盲腸の端から伸びる細長い組織。
体内に侵入した病原体などを攻撃する免疫細胞をつくる働きを持つ。
だが虫垂炎を起こすことがあり、他の病気の回復手術の際、大きな影響が出ないとして切除されることがある。
チームは虫垂の働きを調べるため、虫垂を切除したマウスと、していないマウスを比較。
すると、切除したマウスの大腸内では、腸内細菌のバランス維持をになう抗体をつくる免疫細胞が半分になっており、バランスも崩れていた。
また、虫垂でできた免疫細胞が、大腸と小腸に移動していることも確かめており、虫垂が腸内細菌のバランスを保つのに役立っていることが分かった。
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