なぜリニアで大井川の水が減るのか? | hakko1019のブログ

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「発酵水」
母なる海の恵みの日本在来の天然海藻(緑藻類・褐藻類・紅藻類)
およそ30種類を独自製法で長期自然発酵させて、手づくりで原液づくりをしています。






リニアモーターカー工事に伴う環境破壊問題に関心を示してくださり、ありがとうございます。
以前のブログにも書きましたが、私ども株式会社発酵水では発酵水という天然発酵液を長年つくり続けていますが、この水をつくるときに使用している湧水が南アルプスを源流とする大井川伏流水なのです。

従いまして、リニア工事により大井川の水量がこれ以上減ることは直接的な影響を被る懸念があります。
流域で生活を営む周辺住民の方たちやたくさんの企業と共に、起きるであろう被害を未然に食い止めたいと思っています。

今日は、なぜリニアで大井川の水が減るのか?
について、昨日行われた「大井川の水を守る62万人運動」のリニア工事差止訴訟の会の記念講演でわかりやすく解説してくれていますので、ご紹介させていただきます。

お一人でも多くの方に関心をもっていただき、応援していただけましたら幸いです。





なぜリニアで大井川の水が減るのか?
大井川の水を守る62万人運動
林 克 2021.11.24

今日はリニア工事差止訴訟の会の総会。
会の共同代表をしているので総会議長と、森さんと共に開会閉会のあいさつをしました。

記念講演は県の環境保全連絡会議の委員をしている塩坂さんが、地質学者としてお話しになりました。
南アルプスの成り立ちから始まりさまざまな論点を話しましたが、やはりJR東海の水抜きの問題が印象に残りました。

先日放映されたブラタモリの日本列島の成り立ちにもふれ、海からの海底にあった付加体が3000メートルにも押し上げられたとしました。
プレートの圧力により折れ曲がった複雑な地層や、中央構造線の存在など、間違いなく糸魚川周辺より南アルプスが複雑、タモリは静岡でなく、糸魚川を選ぶはずだと思いました。

南アルプストンネルでJR東海が採用したのは、NATM工法(新オーストリアトンネル工法)。
オーストリアという名の通りヨーロッパアルプスのドライな環境で採用されたもの。
南アルプスに適用されれば、水を抜くというのが基本となりますという話。

これは先にお話を伺った名古屋大の浅岡先生の話と一致します。
つまり最初からJR東海は、南アルプスの水を抜くことを前提に話を進めてきたという事。

県境の大断層だけではなく西俣付近の断層、かなりというよりいちばん問題があるという話です。
赤崩や池の平などをもとに破砕帯の上部(地図で見ても稜線のすぐ下方、3枚目の黄色の線が破砕帯上部の線)が大井川の水源になっている状況を説明、もし水を抜いたらこれらの水源が涸れてしまう、それが貯まるまで何百年もかかると説明しました。


県民ネットで10月に実施した南アルプス調査、残土の盛り土の危険についてのYouTube動画「危ないリニアの盛り土」の試写会も。
最後の写真で私が説明しているのは「要対策土」、重金属やヒ素など有害物質を法定で定められた以上含むトンネル残土の最終処分場に検討されている藤島沢です。

北海道新幹線では、とびきり危険な「条件不適土」が出ているそうです。

 

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