昨日霞が関駅で地下鉄サリン事件発生18年目を迎えて慰霊祭が行われたそうです。テレビニュースを見ると慰霊祭の行われたのは事件の翌年、駅構内に設置された記念碑の前のようです。私は10年以上前ですが、この記念碑を見に行ったことがありましたが、そこにはこう書いてありました。

 

 

 『平成七年三月二十日午前八時すぎ地下鉄サリン事件が発生した。

 丸ノ内線、日比谷線、千代田線の都心に向かう五本の電車に持ち込まれた有毒ガスは十一人の犠牲者と六千人に及ぶ被害者を出す惨事を引き起こした。ここ千代田線霞ヶ関駅では,五番線に到着した我孫子発代々木上原行最前部車両の床にある異臭を放つ液体を処理した職員二人が死亡した。

 的確な判断により多くの乗客の命を守り殉職した高橋一正、菱沼恒夫両氏の安全輸送に懸けた功績をたたえ我々営団職員の誇りとしてここに記す。

平成八年三月          

運輸本部有志一同』

 

 

 まずこの碑文の設置してある場所が気に入りませんでした。乗客の視線を正面から受け止めるような場所ではなく、気づかずに通りすぎてしまいそうなところにあります。しかも斜め前は便所なのです。

 

  

 さらに碑文の最後は営団地下鉄ではなく、その組織の一部である運輸本部で、その上有志一同なのです。これでは命を顧みず毒物を撤去した高橋、菱沼両職員は浮かばれないだろうと思いました。

  

 

 ところで安倍首相は来月13日か14日に硫黄島を訪れ、現地での遺骨収集作業を視察する予定で調整に入ったということです。

 なお首相として硫黄島を訪問するのは菅首相以来だというこどてす。

 

 

 この社会ではときとして職務を全うするに際して自分の命も顧みないことが求められる職業があります。消防、警察、そして自衛官などですが、このような運輸関係の方もそういう仕事をせざるを得ないことがあります。

 

 

 こういう方々の金銭的な報酬は事の重大性に比べて思いのほか安いのですが、せめて慰霊、顕彰など、彼らの骨を拾って差し上げるときは精一杯彼らの労苦に報いて差し上げたいものだと思います。

 

 

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 昨日は最近大改装されて評判の、新宿伊勢丹を見に行きました。と言ってもリタイアした私は、もっぱらユニクロのお世話になってるし、おまけに最近とみに目が暗くなり、色の判別もおぼつかなくなっているというのに、もの好きなことは相変わらずです。

 

 

 新宿駅から地下道を歩いて店の西側の地下入口から入りました。ここには宝石商ではないかと思われるようなチョコレート屋が並んでいるのですが、ここは飛ばしてエスカレーターで1階に上がりました。のそのそ歩いていて目立ったのは歩行スペースが広くなったことで、特に正面玄関からまっすぐ奥まで広い広いスペースが取ってあり、まるで京の都の朱雀大路のようです。

 

 

 1階は黒と(茶色かもしれない)を主とした直線のモチーフでデザインされ、冬山の枯れ枝の間にキラキラと霜や氷が光っているというイメージの宝飾売場が目立ちました。

 

  

 2階に上がると、そこはピンクの花弁のようなモチーフで飾られた春の階です。ここで女心は一挙に花開かされ、ついでに財布の紐も緩むという計算なのでしょう。

 

 

 さらにもう一階上がるとそこは星空をイメージしたと思われる装飾で、今度は「男にここの品物の金をださせてやる」と魔性の女に変身させようという景色です。

 

 

 買い物の予定のない私にとっては見どころはここまででした。

 来店している女性客のオトーサンたちは、きっと昨日の晩御飯の残りをチンして召しあがっているころでしょう。

 

 

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 昨日は毎月チェックをお願いしている眼科病院に行くために電車に乗りました。電車を待つホームに振り袖に紺の袴をつけた女子学生が一人いました。

 

 

 そうか今日は卒業式なのだなと思ったらまた一人振袖袴姿が来て、電車に乗ったら途中の駅からどうやら母親らしいフォーマルスーツの女性と一緒の振袖袴女性が乗ってきて、私の座っている席の前には期せずして美しい着物姿が3人も並びました。

 

 

 昔はこのような風景は私にとって単なる目の保養でしたが、最近はミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の一節が必ず頭をよぎって、ついほろっとするようになりました。別に親戚の子でも、知り合いの子でもないのに不思議なことですがこれも加齢現象のひとつでしょう。

 

 

 「屋根の上のバイオリン弾き」は、数あるミュージカルの中でも最高傑作と言ってもいいと思いますが、私がつい思い浮かべてしまうのは、この中の婚礼のシーンで歌われる「サンライズ・サンセット」です。

 

 

  抱いて歩いたあの娘が

  遊びまわっていたあの男の子が

いつの間にこんなに美しい娘に

知らぬ間に一人前の男になったのだろう

と歌い、その間に 

  

  陽は昇り 陽は沈み

陽は昇り 陽は沈み

日々は流れ過ぎる

 

というリフレインが繰り返し歌われるのです。

 

  

 都会の結婚式では花嫁がウエディングドレス姿で街中を歩くことはまずありませんが、成人式と卒業式は若い女性が着物姿である年限に達したことを公衆に見せてくれ、私のような高齢者にはこのような感傷に浸る楽しみさえも与えてくれます。ありがたいことです。

 

 

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