【黒字倒産を防ぐ】運転資金とは何か? | 起業・創業支援-東京都の公認会計士・税理士@渋谷区・新宿区

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前回の話の続きです。

今日は、運転資金とは何か?という話をします。

運転資金というのは、このビジネスお回すために必要なお金のこと。


通常の場合、運転資金の計算方法は、
運転資金=「未入金売上の残高」+「在庫の残高」-「未払経費の残高」
で求められます。

前回の例 ならば、例えば2ヶ月目の場合には、
未入金売上の残高 100(/月)×2ヶ月 200
在庫の残高  
0
未払経費の残高 80(/月)×1ヶ月 80
なので、

運転資金は、「200 + 0 - 80 = 120」となります。



運転資金は、前にも書いたとおり、このビジネスお回すために必要なお金です。

もし、利益で運転資金を補填できなければ、お金が足りなくなる、ということを意味しています。


例えば、前回の例 で見てみましょう。

ビジネス開始時から2ヶ月後には、累計で利益は40出ます。

その場合、手元のお金も利益と同額の40だけ増える
・・・と思うかもしれませんが、そんなことはありません


運転資金120が必要ですので、実際には、
利益40-運転資金120=△80 だけ資金不足に陥るのです。

同様に、ビジネス開始時から3ヶ月後、4ヶ月後、5ヶ月後、を並べて表にしたのが、下記の表になります。

区分 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
累計利益(A) 20 40 60 80 100 120
運転資金(B) △20 △120 △120 △120 △120 △120
入出金累計(C=A-B) 0 △80 △60 △40 △20 0

ちなみに、1ヶ月のところだけ、運転資金の金額が違います。
なぜなら、1ヶ月目終了時点では、未入金の売上が100しかないので、運転資金は20だけあれば充分だからです。
(2ヶ月目以降は、どのタイミングでも未入金の売上は200になります)

このように、初月から利益20が出ているにもかかわらず、6ヶ月目までは借入等でお金を補填しないと資金は回らないのです。


ましてや、役員報酬で利益をプラスマイナス0に調整する、なんてことをしてしまうと、
もっと、資金繰りは厳しくなり、運転資金120について、まるまる資金調達する必要が出てきます


このように、実際の資金収支をつかむには、
利益の状況を負うだけではダメで、必ず、運転資金がどれくらい必要か?というのを念頭に置く必要があります。

逆に、資金調達のあてがないのならば、多少利益を削ってでも売上代金を前払いでもらう、という方向で交渉しないと、首が回らなくなります叫び


気をつけてくださいね。