龍笛の名手、神主の独り言…パートⅡ 押さんの今日のブログに、


天皇皇后両陛下御結婚五十年記念
天皇陛下御即位二十年記念
高岡開町400年記念
重要無形文化財 宮内庁雅楽 高岡公演


とあったので、さっそくチケットをお願いしました。

はじかみ神主のぶろぐ-狛鉾
宮内庁楽部での舞楽「狛鉾」(こまぼこ)


彼は、石川県神社庁雅楽講師であり、当県の「礼楽研究会」と、富山県で明治11年から続く「洋遊会」という雅楽団体に所属しており、今度の公演でも、宮内庁の先生方の舞台協力をするという。


はじかみ神主のぶろぐ-宮内庁楽部高岡公演


はじかみ神主のぶろぐ-公演裏


高岡市のHP 押には、


高岡市では、平成21年が天皇皇后両陛下御結婚50年及び、天皇陛下御即位20年を慶祝するとともに、この公演を通じて、広く県内外の雅楽愛好者のみならず、全国に高岡開町400年の歴史と文化を発信したいと考えています。

なお、高岡市での開催は昭和43年以来で41年ぶり2回目の開催となります。

【日 時】

平成21103日㈯ 午後2時開演(午後1時開場)

(※10月3日は、はじかみ神主の誕生日でもある)


【会 場】

高岡市民会館(高岡市古城1-3


【内 容】

第一部 管絃 太食調音取、合歓塩

       朗詠 徳是、抜頭

第二部 舞楽 萬歳楽、還城楽、狛鉾 

【出 演】



宮内庁式部職楽部 押(くないちょうしきぶしょくがくぶ)


【チケット】

全席指定 〔発売開始 平成2183日(月)〕

S5,500円(当日6,000円)

A4,500円(当日5,000円)

B3,500円(当日4,000円)


【プレイガイド】

高岡市生涯学習センター、ふくおか総合文化センター、アーツ・ナビ、高岡大和7階 チケットぴあ


解説:

「管絃」とは器楽演奏で、オーケストラ演奏(管弦楽)のことです。

管絃は、管楽器と絃楽器+打楽器による合奏です。

太食調音取(たいしきちょうのねとり)、合歓塩(がっかえん)、抜頭(ばとう)

「朗詠」 (ろうえい)とは、雅楽のジャンルの一つで、謡物(うたもの)と呼ばれる声楽曲のことです。クラシック音楽やポップスのようなメロディアスな旋律ではありませんが、独特の抑揚をもった、しっとりとした雅楽風の旋律で、それを漢詩にのせて謡うのが朗詠です。

朗詠 徳是(とくはこれ)



↓↓↓萬歳楽
はじかみ神主のぶろぐ-万歳楽
    舞楽「萬歳楽」(まんざいらく)


はじかみ神主のぶろぐ-万歳楽
   明治神宮秋の大祭奉納舞楽


唐の則天武后(そくてんぶこう)の飼育する鸚鵡(オウム)が「萬歳、萬歳」と鳴いたことに因んで作られた舞といわれ、四人の舞人によって舞われる優雅な舞。



↓↓↓還城楽
はじかみ神主のぶろぐ-還城楽
走舞(はしりまい)「環城楽」(げんしょうらく)


はじかみ神主のぶろぐ-還城楽
蛇を好んで食べる西域の人が、蛇を見つけ

捕らえて悦ぶ様子を舞いにしたといわれる


天平年間、林邑国(りんゆうこく=今のベトナムの一地方)から伝えられた舞といわれ、一人の舞人がとぐろを巻いた蛇を手に、これを打ち振って舞う勇壮な舞で、舞台を闊達に動き回るところから舞の分類では「走舞(はしりまい)」と称している。



↓↓↓狛鉾
はじかみ神主のぶろぐ-狛鉾
 「平舞」(ひらまい)「狛鉾」(こまぼこ)


はじかみ神主のぶろぐ-狛鉾
    明治神宮春の大祭奉納舞楽


狛桙は、高麗 (918~1392年ごろ朝鮮半島にあった国)の国から日本に渡来する船人たちの様を模して舞楽化したもののようです。

日本で作られたものと思われ、四人の舞人が、五色に彩色した長い棹(さお)を巧みに揃えて舞い、まことに優美な感じがします。



ちなみに、ワシがいつも晩酌する酒は、加賀の菊酒・萬歳楽 押です。


はじかみ神主のぶろぐ-萬歳楽