葛西純 vs エル・デスペラード | ジェリコの壁のブログ

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お疲れ様です。



先日のタカタイチデスペ興行のメインイベントで刺激的なシングルマッチがついに実現しました。



エル・デスペラードvs葛西 純のシングルマッチ。完全決着戦。


時間無制限一本勝負となってたが…


ご覧のように葛西さんはノコギリボードを持参するなど、それは明白な「デスマッチ」でした!


以下、過激なシーンも含むため、デスマッチ苦手な方、心臓の弱い方はご注意を。



葛西さんはデスペさんのマスクを剥ぐ。


デスマッチにマスクはいらない!
その仮面を取り、素の人間「三上」として勝負してこい!


という葛西純なりの問いかけがあったように私は感じました。


試合内容はまさにデスマッチ。


竹串も登場。葛西純は本気でデスペラードを自分の土俵に引き込む。


そして、フォークボードを設置し、ニヤリと笑う葛西純。


そこにトップロープからデストロイ式のリバタイで真っ逆さまに叩き落とす。


パールハーバースプラッシュwithカミソリボード!


こんなにデスペさんが受けまくるとは…私の想像をはるかに超えました。


そして、ノコギリボードへのリバタイを狙った葛西さんだったが、

これはかわされて逆にノコギリボードに真っ逆さまに落とされる葛西純。


そして一撃必殺のピンチェロコ。

まさにクソバカ野郎!という一撃。


これでデスペさんが勝利した。


デスマッチでの葛西純の敗北。


その意味はとてつもなく大きい。


試合後の葛西さんのマイク。


おれっちと試合する前に「燃え尽きて死んでもいい覚悟でやってやる」なんて言ってたな?


バカヤロー!


生きていてぇのに死ななきゃいけねぇ奴、生きていたいのに死んじまう奴がごまんといるんだよ!


夢だった新日本プロレスに入門して、プロレスラーとしてデビューして、新日ジュニアのトップ取って、


最高の人生を走ってる奴がよ、


死んでもいい覚悟でリングに上がるなんて言うなよお前!(涙)


死んでもいい覚悟なんていらねぇんだよ!


そうすれば、お前はもっと強くなれる!


この葛西さんのマイクを正座で聞き、


時おり頷きながら葛西純をずっと見つめていたデスペさん。


そして、いつしか涙が溢れていた。


最後はマイクなしの肉声で、


「また必ずシングルやってください!お願いします!」


と、バラ一輪を差し出すデスペさん。


葛西さんは中指を立てたあと、


そのバラを笑顔で受け取った。


両者の笑顔が物語る。


「プロレス」で葛西純とエル・デスペラードがここまでスイングしたのだ。


そして両者は拳を突き合わす。


葛西さんは終始笑顔で、


デスペさんは涙が止まらない様子だった。


新日本プロレスとかインディーとかデスマッチとか、


細かいことは置いといて、


タカタイチマニアでこういった関係が生まれ、


ようやく実現したシングルマッチ。しかもデスマッチ。


両者から感じ取れた充実感。そしてお互いへのリスペクト。


プロレスってやっぱりすげぇと思えるマッチアップでした。


これだからプロレスファンはやめられません!という象徴的な心を揺さぶられる瞬間でした。


両者にただただ敬意を表します。最高だよ。


ジェリコの壁、かく語りき。