マイストーリー❺完全に女の形状じゃなくなった美容師時代 | ♡LUMIERE BEAUTE♡ 女神が集う場所

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女性としての自分を感じる幸せ♡



女として生きることに窮屈さを覚えた私が

美容専門学校に通いはじめることで

小さな私らしさのカケラをみつけるヒントを手にする事ができました。

現段階ではまだまだです。


当時の彼氏が東京の大学へ進学すると言う事で私も東京の美容室で就職を決めました。


就職前に破局を迎えるのですが。

ここで更に解放されます。


東京の美容室に就職した私は

大都会に刺激を受け、

さらに束縛されていた彼氏や

ワンマンな父からも解放され、

ファッションも当時流行っていた

マイクロミニスカートやハイヒールを履くように

なります。

髪も金髪ハイライトにグレーのカラコン……


かなり派手になっていきます笑

この頃かなり楽しんでいたなぁ♡

時代的にもヘアカラーがビビットカラーや

ホワイトブリーチが流行っていました。


見た目は変わりましたが中身はやはり

人とのコミュニケーションの取り方がわからないという事もあり当時寮にいっしょに暮らしていた子と仲良くできずにいた私は、

年末にに大げんかをし、

そこから寮が廃止になってしまい

札幌へ帰ってくる事になりました。


美容師のインターン期間もまだ残っていたので直ぐに札幌の大手美容室に就職しました。


そこでは札幌初カラーリストがいたり

New Yorkからのゲストを呼び講習を受けたり

当時の札幌では最先端技術を学べるお店でした。


しかし配属された店舗は

フランチャイズになっていて店長との関係に

また悩まされる事になります。


配属先は店長当時26歳。

TUBEの前田さん似の小さくてぽっちゃり。(表情や性格は芸人の土田さんそっくりわかるかな?笑)

スタッフは店長の奥さん29歳。

高島礼子さん似の長身美人


アシスタントは私のみ。


ありえないくらい超気分屋の店長。

私は店長のオモチャのように気に入らないと

蹴られたり、グーでパンチされたり

ここでもまた『ブスはこっち見るな』とか

『お前は何百万も出して整形した方が人生お得』などといつも言われていました。


とにかく圧が凄くて

私は緊張のあまりカチコチに


仕事どころではなく

ミスばかりし、いつもいつも、何度も

叱られていたり、罰を受けていました。

あまりに落ちこぼれなので、ミスの度に罰金を取られたり色々な目にあいました。


その中の一つに

【バリカンで坊主】が

ありました。お店の試験に一度落ち、

その試験のリベンジに受からなかったら坊主というものでした。


結果3種目中2つ落ちました。


うちは父が坊主なので家にバリカンがあり

それを持って来いと言われ渋々持っていき

それで3分の2程の坊主(とも言えない

ヒドイあたま)にされました


この時も私がダメだったから

されるんだから仕方がないと思ってうけいれましたがかあまりにショックなできごと故

その時の自分の様子が記憶からぷつっと無くなっています。

(トップの毛はあったのでウドちゃんみたいだったことは記憶しています)


この時店長としては次の日の朝

『ちゃんも練習したのでもう一度見てもらえませんか?』という言葉とやる気を見たかったのだそうです。


ですが自分の頭で考える事の出来なくなっている私にはそんなことは思いもつきませんでした。


坊主事件後はウイッグを被る生活です。


なんだかどんどん

女子としての私の姿はどこかへ

消えてしまいそうでした。


今はそうでもないけれど

当時は、

『美容師を辞めるイコールダメ人間』

みたいな感覚が、あり

よっぽどのことがない限り辞めることはできませんでした。


またまた家にも職場にも私の居場所がない状態にもどりました


そしてストレスから

またみるみる丸ぽちゃな体型にもどります。

その時の店長からの呼び名は『白ブタ』

(当時色白だったのもあり、しのぶたってことね。)


段々と今度は女性らしくしてはいけないのだ

という想いが芽生え始めます。


女の子としても私は段々と影が薄くなっていきます。

女性性の否定から

女性性の崩壊

といっても良いかもしれません。

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恥ずかしいので小さ目に笑



続く