前回の記事にもありますが、
私が人の目に映る事すら
怖くなってしまったという理由は他にもあります。
私はいつも【お前はやる気がない】とか
【お前なら本当にだめなやつだ】と
日常的に言われて育ったため
【自分にはなんの可能性も価値もない】と
思うようになっていきました。
私の考えること、やること全てだめだと
思うよになっていたので
誰かの言葉に従うことしかできなくなりました。
そのせいなのか?多分そう。
小学校に上がる頃には友達もできたので
明るく活発にもなっていきましたが
小学5年生の時に昔の友達からいじめに
会うようになりました。
クラスの男子からも【きもい】【ブス】などと
言われるようになり
家庭にも学校にも自分の居場所がなくなります。
唯一の救いは、妹と遊んでる時間。
その時だけがほっとできる時間となりました。
中学生に上がる頃さらに、
居場所のなくなった私はいつしか
ストレスで大きく太り
見る影もなくなります。
【チビ、眼鏡、デブ、ブス】と呼ばれ
心無い言葉を浴びせられ続けた
そんな学生時代一度目の暗黒期です。
今の私からは到底想像もできな姿かと思います。
実は、中学生になるまで自分が太っていると言うことにも気づいていません(笑)
さらに肥満化が進みいつしか股ずれを
起こしたりするようにもなりました。
ちなみに身長145㎝で体重MAX58㎏ありました・・・。どすこい(笑)
女子校に入学し、高校生になり
いじめの元凶になった友人や
うるさい男子もいなくなり
新しい人生のスタートを切ります!
少しずつ体型ももどりましたが
基本ぽっちゃりで、
ショートカットのお猿さんのようなマスコットキャラへと転身していきます。
女子校では気楽で愛されやすいじられキャラ、マスコットキャラを確立していきます。
こうやって自分の身の安全を確保していきます。
女子ウケは良くても、男子ウケは全く……。
周りからは、他校の彼氏ができたという報告がどんどん聞こえてきます。
さすがに色気付いた私も少しは女の子らしいく髪を伸ばしたりメイクを始め、雰囲気が変わり始めた高3の春。
こんな私にもやっと彼氏ができました。
【愛される】という経験があまり無いと感じて育った私は
彼氏には、嫌われたく無いとひたすら従順な彼女へと変わっていきます。
【言葉遣いは慎ましやかに、悪い言葉は使わない】とか
【ファッションモスカートOnlyで、ミニスカはNG】
しかもデニムのパンツなど女が履くものでは無いと言う彼。
我が家は門限が18:59だったのですが、帰宅すると3分以内に帰ったよコール(当時ポケベル)
をするよう言われていたり、それを守らなければペナルティの反省文(ラブレター)を書かされるという事もあるような超束縛男でした。
それ以外はとても女子としては嬉しい扱いをしてくれるマメ男でキザ男でしたが、
気に入らないことがあったりイライラすると大きな物音をたてたり、オラオラしてくるその態度に
どこか父を彷彿とさせました。
【女・子供は男の言うことを聞かなくてはいけない】
【自分の本当の気持ちを言ってはいけない】
【自己主張はしてはいけない】
【女は女らしく男に尽くさなければいけない】
【それが愛される術であるそれ以外は罪である】とその時更に強く心に刻んだんだと思います。