毎年秋になると、思うことがあります。
「なぜ、こんなに裏起毛ばかり売ってるの？！」
街を歩いていても、ネットショッピングしてても、どこもかしこも裏起毛ばかり！
さらに秋が深まると、裏起毛じゃない服を探すことが困難なほどになります
子供には薄着をさせましょう、とよく言われるけれど、実際のところどうなのでしょう？
大人になった今、私は裏起毛がないと寒さには耐えられません
がしかし、子供は本当に裏起毛ほどの厚手の服はよほどのことがない限りいりません。
もちろん極寒地域にお住まいだったり、底冷えする1月2月、すきま風がビュービュー入ってくるお宅などは必要だったりするかもしれません。
が、ほんの数枚あればそれでOKかと思います。ましてや、登校に着せていったり、保育園着にしたり・・・・というのは、あまりオススメできません。
実は私も一人目育児の時・・・
私は現在、３児のママですが、１人目を出産した初めての冬、秋に店頭にずらりと並んだ裏起毛のお洋服を買い込みました。
自分自身が裏起毛がないと寒くて過ごせない、というのと、一緒に買い物にいった実母に「子供に暖かい服を着せなさい」と言われたからです。しかし、結局のところ、ほとんど着せることがなかったのです
その理由は・・・？
我が家が利用していた保育園では、裏起毛は禁止アイテムではありませんでしたが、保育園は常時20℃程度に室温設定されていると知った時、冬の室内着であれ裏起毛は暑すぎるんだ、と気が付きました。
さらに、外遊びではジャンバーを着るので、その中に着る服にしては暑すぎるのです。汗をかいて熱がこもり、汗が逃げ場を失い、その汗が冷える・・・という悪循環を引き起こしていました。
極めつけには、その汗が原因なのか、肌荒れを起こすようになりました。ずっと我が子は肌が強い方だと思っていたのですが・・・。
同じように思ってるママが多いと知る
SNSを見ていると、「裏起毛いらない」「なんでメーカーは裏起毛ばかり作るの？」「メーカーの人、SNS見てる？」という声が多かったのです。「やはり・・・！！」と思いました
では、なぜ、そんな声が多いと知りながら、メーカーは裏起毛を製造するのでしょうか？
実は、裏起毛は安い
ポリエステルの裏起毛、って、天然素材に比べると、生地値は決して高くありません。
すぐに毛玉ができる、起毛がガサガサになる、というありがちな結末を想像すれば、決して高くない生地であることは容易に理解できるかと思います。
なので、作れば作るほど、製造コストは抑えることができます。
プチプラなベビー服専門店ほど、こぞって裏起毛を生産する理由はそんなところにあります。
裏起毛は、売れる
上で述べたとおり、大人の感じる「寒さ」を基準にして子供の服選びをすると、「裏起毛は売れる」のです。
大人は、寒がりですから。
売れる→製造する→売れる→製造する、これのループなんですね
裏起毛を普段使いするのはやめよう
子供はもとより体温が高く暑がりです。さらに、体温調節機能を鍛え自律神経を整えるため、子供には薄着を推奨していかねばなりません。肌寒いと感じたら自ら身体を温める、そんな人間らしい機能が備わっているのです。
大人より１枚少なくてOK、さらに上手に「重ね着」をしながら、室内外の気温差に順応できるようにしていきましょう。
裏起毛を１枚着せると、汗をかいたとき、暑く感じたとき、脱げないのでどうしようもありません。
しかし、薄手の服を重ね着したとき、細かい調節ができますね。
子供だからそんな調節できない・・・と思ってしまうかもしれませんが、これもトレーニングなのです
保育園では、室内で快適な衣服を基準として、お外遊び用にベスト、登園用にジャンパーというふうに用意するといいと思います。
重ね着についての記事はこちら
ポリエステル100％の裏起毛ではなく
綿100％の裏毛を
裏毛とは、いわゆるトレーナー素材です。
パイル状、つまりタオル地のようにクルッとしたループ状に編み込まれているのが特徴です。
（ミニ裏毛とは、そのループが短く小さいため、裏毛より薄手の生地を指します）
裏毛にも、ポリエステル100％の裏毛、ポリエステル+綿の裏毛、綿100％の裏毛、とさまざまです。
中でも綿100％の裏毛は、吸水性・吸湿性・放熱性にも優れているので、爽やかな着心地で、暑くても熱がこもりにくく、汗をかいても衣服内にとどまりにくいです。裏起毛と違い、冬はもちろん春や秋にも着られる優秀な素材です。
スウェード裏毛を使った当店売れ筋のアイテムは こちら から
トレーナーはもちろんですが、パンツも人気があります。
腹巻付きだったり股上が深かったり、、、
冬の保育園着にぴったりな素材感です。
モンキーパンツは・・・
日本製の子供服/ベビー服の製造＆販売をしている会社です。 保育園着に最適な「実用的な普段着」を作っています。 綿素材メインで、伸縮性がある生地選びにこだわっているので、ママが着せやすく子供が自分で着替えやすいと評判。
オンラインストアは、下記の４店舗です。公式ショップであるオフィシャルストアは、他店舗より低単価（１商品あたり190円～650円引き）で販売しています。
