2007年シーズンを振り返りながら、ハミルトンにとって、バトンというのは、ベストのパートナーじゃないかってつくづく思う。いささか安定感に欠けた2011年シーズンのハミルトン。そのハミルトンを凌駕する走りを見せるバトン。
チームの評価も、長年の秘蔵っ子だったハミルトンより、バトンに傾いている。一発の速さでは、劣るものの、レース全体をコントロールする上手さは、さすが2009年のワールドチャンピオン。
もちろん、今シーズンのベストは、ベッテルかもしれないが、それに次ぐポジションは、間違いなくバトン。難しいハミルトンのパートナーを2年務めて関係を壊さず、それでいて、存在感をちゃんと示すという“大人のドライバー”。
ハミルトンとバトンが、楽しくゲームに興じてる動画を先日見たけれど、厳しいシーズンを送っているハミルトンが、ああいう企画に参加すること自体に驚いた。
僕は、マクラーレン一筋でF1を戦ってきているハミルトンに、そろそろ他のトップチームで戦って欲しいって思いは正直ある。ただ、その前に最強のチームメイト、バトンに勝つことが条件。
2012年にトップ3チームが激しく争う状況になっても、バトンなら、ハミルトンとの関係を壊すことなくタイトルを争えると思う。そういう面ではバトンは稀有のチームメイト。
動画は、F1通信さんで紹介されてた東京滞在時のバトンの動画。ショッピング、寿司屋、居酒屋での姿と共に、ところどころに相撲の映像が組み込まれてて、ちょっとした日本文化の紹介にもなってる。うーん、よく出来てるね。