オンライン俳句図書館では、

「ちょい電書」を利用しています。

 

HPにて、ちょっと電子図書を公開したいな…と

お考えの方へ、お勧めのサービスです。

 

以下のサイトへ、お気軽にお訪ねください。

 

 

 

オンライン俳句図書館が、「ちょい電書」に行き着くまで

 

 俳句をしておりますと、上梓された句集をたくさんいただきます。

 それらはとても貴重で、それぞれ大切にされていらっしゃるのですが、近年、遺品として処分されるケースも少なくありません。

 私の場合、句会の先生から、その先生の晩年にすべてを譲り受けました。

 それを、ただ自分のものとするだけでは勿体ないと考え、HP上で、電子図書として公開したいと、思い立ちました。

 それから……

 EPUBの勉強を始め、なんとか電子図書を作るところまでは出来ました。

 そちらを、試しにHPへ置き、ダウンロードをして読んでいただくようにしてみました。

 ただ、EPUBは、EPUB専用のリーダーソフトがないと開けない(読めない)ので、リーダーソフトのダウンロードのご案内を添えて、EPUBを展開する、という手法をとりました。

 しかし、年齢に関係なく、ワンクリックで開かないということは、読者様に負担をかける、あるいは、面倒に思われてしまうことが分かり、ワンクリックで本が開けるようになることは、必須条件として浮上しました。しかし、これはもう技術的に、私には不可能でした。

 実は、上記の方法では他にも問題がありました。それはダウンロードしていただかねば読むことができない、ということでした。HPに置いたEPUBは、読者様がダウンロードして、読者様が用意した専用のリーダーで開く、という手順が必要でした。

ダウンロードされたEPUBは、半永久的に読者様のものになってしまいますので、図書館といえど、これでは無料閲覧ではなく、無料配布になってしまって、著作権法に抵触することになります。

 そこで、もう一つ、ダウンロードできないようにすることが、必須条件として加わってきました。

 加えて、当初からの希望として、スマホからアクセスできるようにする、ということがありました。インターネットへの接続は、すでにPCよりもスマホの方が多くなっていましたし、それは、今後も拡大するだろうと分かっていたからです。

 上記の3つの条件を念頭に、ある団体に問い合わせたところ、2000社の内2社が手を挙げてくださいました。しかし、いずれもPCのみの対応で、予算もオーバーでした。そこで、フリーのEPUBリーダーで、最も縦書きに適していると評判が高い「超縦書」を提供している会社へ、思い切って問い合わせました。そちらが、㈱BPS様でした。そして、上記の3つの条件を満たし、しかも思いのほか安価な「ちょい電書」のサービスをご紹介いただいたということです。

 このように、電子図書化にかかる「テキスト化」「校正」を含む「EPUB作成」までは弊社が行い、「公開用 EPUBファイル変換」を、㈱BPS様へお願いしています。

 「ちょい電書」を利用すれば、とても簡単に安全に電子図書がHPで公開できますので、興味のある方はご検討されてはどうかと思います。それに伴う、細かな注文やアイディアも形にしていただけますし、興味のある方にお勧めです。

 オンライン俳句図書館は、まず2020年富山県の助成金を受けて「ちょい電書」の導入、俳句検索システムの開発をお願いし、立ち上げました。次に、翌々年、国の持続化補助金を受けて、俳句検索システムの改良とキャンペーンを実施しました。

 オンライン俳句図書館は、いわゆる「自炊」やPDFではなく、盤石なシステムによる安全と法に適った運営をしています。

これをここに宣言いたします。

 

福江編集プロダクション 福江千英里(ちえり)