本日のMy 俳句[廃業のコンビニぽつり春疾風 ] | 俳句でDiary ─ できるかな?

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私の俳句 萌え萌え日記

随分と暖かく春らしくなりましたね。先だって、仕事の合い間に気分転換をかねていつもより遠目の

スーパーにでも行こうかと思い、久々に通った道で「あれ、この場所って確かコンビニがあったよね

いつの間に…?」そう、昨今ではコンビニ経営もなかなか厳しい状況みたいです───

 

   

 

 

こんにちは、本日の季語は「春疾風」(はるはやて)・・・春の季語で、春に吹く強風・突風のことです。

 

春嵐」また「春荒」(はるあれ)とも呼ぶように、雨を伴ったり砂塵を巻き上げたりすることもあります。

 

春颯」とも表記し、「春北風」(はるきた)もしくは(はるならひ)とも・・・。

 

 

また稀ですが、「春颱」と表記して「はるはやて」と読むことも…。この「颱」は「たい」とも読み、秋の


颱風(たいふう)=台風のことですが、まさに春の台風のように強い風という意を表しているのでしょう。

 

※2017.04.21 春疾風    ( ^ー゜)σ     春疾風けふが歴史に呑まれゆく

 

 

   

 

 

関東地方に多いかもしれませんが日本海低気圧の通過時に起こりやすいとか・・・

春の風というと穏やかで暖かいイメージが在りますが、この季語の場合はそうではないんだよね。



まだ気候が完全に安定していないので、冬の名残りと春の生暖かさが入り混じったような不安定で

 

不穏な風でもあるような・・・近代以降の季語で中村草田男や石田波郷などが使い始めたとか。

 

※2018.03.15 春疾風   ( ^ー゜)σ    妄言にふと迷ひたるは春疾風

 

 

さて、以下は俳句に直接関係の無いコンビニ関係のお話になりますので、興味のある方は続けて

 

お読み下さいませ。ちょっと長くなっちゃったけれども───     

                                                    ペタしてね       

コンビニはお好き?

 

 

ところで、あなたはコンビニを利用されたことは・・・お有りでしょうね、多分。

今では、あなたの生活エリアや通勤また行動範囲内に絶対ひとつ以上はあるんじゃないかな?

 

   

 

お買物をするだけではなく、宅配物を出したり受け取ったり公共料金や税金等の様々な支払いにも

対応してくれるしね。コンパクトで小綺麗な明るいお店の中に必要なモノとサービスが幕の内弁当の

ように効率よく詰まっているって感じ?便利そのものの近代的な”何でも屋さん”だもん。

 

 

   
   24時間、365日営業。雪が降ろうが、嵐が来ようが店は必ず開ける。というより、閉めることは

   一時も無い。どんな時間でも欲しいものは揃っている。食料品やモノを売るだけではない。

   宅配便、納税、公共料金の支払い、チケットの発券・・・数えればきりのない社会の公共空間と

   してのサービスを提供している。「街のインフラ」として現代社会においてはもう必要不可欠な

   存在になっていると自負している。                  引用:『コンビニ店長残酷日記』
 

 

 

そう、利用する側としてはありがたく便利な存在である事は間違いないと思うのですが、

そこで働く人たちにとっては大変だろうなあ、営業時間の長さだけではなく覚えることもいっぱい

あるし、かといってお給料もそれほど良いわけでもないし…などと思うこともあります。上に引用した

 

『コンビニ店長残酷日記』からの ↓この一文の示す意味は重いと思う───

 


 コンビニに限ったことではないが、過剰なまでの「便利さ」は新たな問題を引き起こす可能性が高い
 

 

 

コンビニ戦国時代?

 

 

今、コンビニは全国で5万店以上あるそうですが、私の自宅を中心とした行動範囲(徒歩&自転車)

だけでも各大手コンビニチェーンのお店が6件あるんですよね。うち国道や県道沿いに3件、今回の

廃業したお店は国道沿いで5年くらい営業して結構繁盛していたと思うんですよね。

 

 

ところが、去年の秋ごろに何と200メートルも離れていない同じ国道沿いに新規店が出店してから

 

かなり厳しい状況になり、廃業されたようです。しかもそれが同一チェーンのコンビニなんですよね。

 

道路を隔ててではなく、車が名古屋方面に走る同一線の手前に・・・! 


(それってさあ、言葉は悪いのですが、既存店を潰すために新規店を出店したとしか思えないような・・・

考えすぎかなあ?いやいや、これがどうやら───)

 

 

私は流通の専門家ではありませんが、商圏を考えて出店しているのだろうか、これでやっていけるのか

といつも不思議に思っていました。実は、地元の住宅団地の中にも1件あったのですが、長らく

酒屋さんを営んでいたお店で、コンビニチェーンに模様替えして結構繁盛はしていたのですが、やはり


廃業の憂き目に・・・


噂ではかなりの負債を負ったとか負わないとか、あのまま酒屋業を営んでいれば土地建物も自前だし

細々とでも何とかやっていけたのではないのか、と残念がる人も多かったのです。

何もかも手放して引越しされて今では消息も分りません───

 

 

   

 

 

値引きナシの定価販売

 

 

キャンペーンなどで特定商品がお安くなる場合を除いて、コンビニって基本は定価販売ですよね。

そうして、夕方のデパ地下やスーパー等で当然のように行われる食品の割リ引き等も一切ない。



コンビニの場合は本部の一括大量仕入れですから、常識的にはかなり安く仕入れられるはずだよね?

でも、お店での販売価格は決して安くはない。ならば、それだけお店の利益になっているのかと

思っていたけど、どうやらそれは大間違いだったようです───

 

   

 

 


 商品を正規ルートで仕入れるよりドンキホーテで購入したほうが利幅が大きい商品が幾つもある(中略)

 加盟店は発注情報を本部に送るし、仕入れ代金も本部を通じて支払う形だが、本部はあくまで

 事務を代行するだけで、仕入れの主体は加盟店だと教わった。   引用:『コンビニ店長残酷日記』
 

 

 

この店長さんは、仕入れ等を本部任せではなく一度自分自身の目で伝票を確かめてみようと、お店に

 

巡回に来る本部の営業担当者(SV)に聞いてみると───

 

 

   本部が一括して処理しているので、個々の請求書も納品書もありません。

 

 

はあ?そんなのアリなんですかね。つまり、請求書も領収書も見せてもらえないってことは───

自分の店が「ひとつの商品を幾らで仕入れたのか?」を

確かめるすべが無いということです。

コンビニの加盟店って、一応オーナーですよね。経営者が仕入れ値を知らないって、そんな───

まあ、こうした不透明さも含めて、コンビニの会計にはちょっと独特のものがあるようです。

 

一般消費者である自分たちには知る必要がない、と言われればその通りなんですけれど・・・。
 

   

  【画像引用:『コンビニオーナーになってはいけない』

 

 

食品ロスってなあに?

 

 

値引きは禁止されているので、売れ残ったお弁当やらお惣菜などは空しく廃棄処分になるばかり──

季節商品などは特に厳しいよね、例えばここ数年で恒例となった恵方巻き。各店で力を入れているよう

ですが───お店の販売能力以上に仕入れる事を勧められているみたいね───


実際のところは、売れ残りが大量に廃棄されているのが現実みたいね。

 

農水省が廃棄を減らすように呼びかけてはいるものの、現状は───

 

   

 

うわあ、これは何とも無残な光景だよねえ。他の業種でもあると思うけれども、コンビニの場合は特に・・・

 

   

   

   

 

2~3年前だったかな、フランスで食品廃棄禁止法が成立しましたよね。

国よって事情も違うし、これがベストとは思いませんが、日本の対応はどうなっているのかと思えば

まだ食べることができるのに廃棄される「食品ロス」を減らすための基本政策を盛り込んだ食品ロス

削減推進法案がどうやら、成立したようですね。

 

   
   【画像引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20180614-00086452/

 

こうした食品ロスって、個人宅よりも事業者の方が規模が大きいだけに問題だろうと思うのですが・・・。

さて、コンビニはこうした法律にどう対応するのでしょうか?

 

 

 

 

 

一国一城の主を夢見て

 

 

さまざまな問題があるにせよ、コンビニは次から次へと開店し廃業し───

酒屋さん等の従来のお店から大手コンビニチェーンのフランチャイズ店になる場合もあれば、脱サラ

等で、小さいながらも経営者として独立して頑張りたいと開業される方もいらっしゃると思います。


だけど、現実は最初のイメージとかなり違うみたいで・・・だって昨今やたらとコンビニ関係の

フランチャイズ店が本部を訴えるという出来事を多く目にするのですが・・・契約条項がどうなって

いるのかはよく分かりませんが、それにしても訴訟沙汰が多すぎるんじゃない?

   


私は専門家でもないし、時間もないので今日はこれくらいで終わりますけれども、こうしたことを

知ると、コンビニの便利さの陰に隠れた苛酷な状況(本部ではなく加盟店オーナーたちの)に

思いを馳せてしまいます。まあ、私個人の力ではどうすることも出来ないのですが───


 

   

 

 

だけど、地域と立地によっては24時間営業って本当に必要なんだろうか、とも考えたりもします。

便利さを追求してどんどんエスカレートしたものの、あちこちに歪みが出てきたのが今の状況だし、

 

コンビニのビジネス・モデルもそろそろ考え直し軌道修正する時期に来ているのかもしれませんね。

 

 

何処のお店でも営業時間が長いので、猫の手も借りたいほど慢性的に人手不足のようですし───。

 

どのお店でもアルバイトは募集中ですが、深夜業務等もあり厳しいのが知れ渡っているからなあ。。。

 

       

          

   

 

うーん、猫の手も借りたいほどなんだけど、ホンモノのにゃんこさんには難しいかもよ(爆笑)

 

↓但し、最新のニュースでは、時短を容認する姿勢も打ち出して来たようです。

 

   

 

あくまでも”可能性”ということなので、まだハッキリと明文化はされていないようですが───

 

 

今日も街のどこかで新しいコンビニがオープンし、その影でひっそりと失意の内にお店を畳む

 

コンビニもあるのだろうなあ、と思ったりもします。 まあ、それが世の常というものなのでしょうが───

 

   ───この春の突風に吹かれながら、そんなことを考えてしまいました。

 

世の常と言い聞かせては春嵐       灰色の猫



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三月も終わりに近くなり、垣根のレッド・ロビンさん(カナメモチの園芸品種)も鮮やかな紅色の新芽が

いっぱい。もう少し葉が茂ると花のように鮮やかになるよね。秋にも赤い新芽が出るけれど、春の新芽の

 

鮮やかさはまた格別なものがあります♪

 

   

───地には平和と安らぎを。

今日もそして明日も穏やかな気持ちで過ごせますように・・・。 

 

それでは今日はこの辺で・・・。  最後までお読み頂きありたとうございました。

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