秋が深まっていくんだなあ、と実感された方も多いのではないかしら。
─── そんな、降り続く雨音だけが聞こえてくるような夜に、突然・・・
”仲秋の名月”などでお馴染みの言葉ですよね。他には「秋なかば」とも・・・俳句では、秋を
二十四節気に合わせて大きく3つに区分しています。「初秋」「仲秋」「晩秋」と、表にすると ↓
二十四節気では、立秋から霜降までを「秋」と呼んでいますが、今の時期なら丁度秋の半ば頃、
その時期が「仲秋」なんですよね。(但し、旧暦の8月15日を指す場合もあります)
十五夜の月を「仲秋の名月」と呼びますが、単に「仲秋」だけでもこの名月を指す場合も・・・
天候も様変わりしているみたいですが、周囲の風景もだんだん秋らしくなっていく時期です。
↓栗の実さんも随分大きくなったでしょ? (一枚の葉の長さはおよそ12~15センチ位かな)
グリーンがかった黄色い花を咲かせ、こうして若い実をつけました。11月頃には綺麗な青紫色に♪
本日の句は、何でもない情景句ですが、巧拙に関わらず個人的には結構気にいっています。
どぎつい言葉を使わずにさりげなく、何か怖い状況が予想もしくは想像できるような句が作って
みたかったので・・・。
俳句は五七五と短い詩形ですし、長い描写は出来ませんが、その分、想像力を掻き立てるものが
あります。 以前にこういうのをアップしましたけれど・・・泉鏡花風を狙って失敗したものw
※2013.12.10 冬の月 ( ^ー゜)σ 惨劇の鎌昇りたる冬の月
泉鏡花風どころか、横溝正史の出来損ない風になってしまったわ (爆
恐怖や怪奇は、もっともっとさりげなく表現しなければネ。
よく考えてその情景を思い浮かべたら、実はすごく怖い、というのが一番なんですよね。
もっとも、本当の恐怖はさりげない日常に潜んでいるのかもしれませんが・・・。
いや、日常というよりは人の心の中にかな? 言わずもがなではありますけれど。
それでは、今日はこの辺で・・・またね。
