サロンから来たトリマーさん | お気楽獣医師のひとり言

お気楽獣医師のひとり言

動物病院での『あるある』や日々のほっこりエピソード、面白エピソードなどを綴ります。
病気や治療などの専門的な内容は基本的にありません。
ただただクスッと笑えるブログを目指していきます。

トリミングサロンから移ってきたトリマーさん達。

看護師さんや看護師兼トリマーさんとは違う点がいくつかあります。




①トリミング後のお迎えで

 飼い主さんをお見送りし

 ながら「ありがとうござ

 いました!」と言う。



動物病院では帰り際に飼い主さんには


「お大事に~!!」


と声をかけるのが一般的です。

お店のお客さんとは違うので病気じゃなくても「お大事に」なんですよね。


患者さんの事を『お客さん』と言うトリマーさんもたまにいますので、動物病院で働く以上こちらの言い方に合わせてもらってます。





②保定がふんわり。



トリミングサロンではすごーく暴れるワンコはお断りすることもありますし、注射や点滴など絶対動かないように保定する機会もないのでとにかく保定が優しくユルいんです。



トリマーさんは

動物を可愛がっているし信じてる人が多い気がします。



看護師さんはたくさん噛まれたり急に暴れられたり経験してるので、信じてる動物はほんの一握りです。他の子達はいつ暴れてもいいように決してユルすぎる保定はしません。

かわいいのと信じるのは別なんですよね。



どちらが良いとかではなくてそれぞれ動物と関わっていく上で自然と身に付けた方法でしょうね。



ちなみに動物病院は最後の砦なのでサロンで断られた動物を受け入れる受け皿みたいな役割があります。


持病や高齢だけでなく暴れるから断られるケースもあります。


爪切りですら暴れるから断られたというワンコなんかは、看護師さん一人が保定してもう一人が爪を切るとわりとスムーズにできます。






③胸ポケットにボールペン

 を入れる


これは看護師さんは絶対やらないんですよね~ニヤリ


体全部を使って動物の保定をするので胸ポケットにボールペンが入っていると動物に当たる可能性があって危ないんですよね。


腰?お腹?の辺りに左右あるポケットにボールペンを入れるんですが、それも縁に引っ掛けたりしないで完全にインします。



かわいいキャラクターのボールペンとか見えるように引っ掛けておきたいんですが、危ないのでできないんです。




でもトリマーさんも看護師さんもかわいいボールペン使ってることが多いですおねがい



ちなみに私も年甲斐もなくディズニーランドで買ったボールペンとか使ってますけどね笑い泣き