ニョントリ妄想『負けず嫌い』 | 背王のBIGBANG観察日記

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BIGBANG大好きなアラサー女が心の叫びを吐露しています。
かなり自己満な妄想と分析の連続なので、生温い目で見守って頂けると幸いです。

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8seconds妄想祭りです(^^)




「ヒョン、もうやめようよ…」
「駄目だ。もう1回」

ヒョンは俺の方をちらりとも見ず、コントローラーを握りしめて真剣な表情をしている。


駄目だ。これは。ヒョンが勝つまで付き合わされそう。

俺はため息を吐いて、コントローラーを持ち直す。


今日は、久しぶりに休みがあった。何処かに出掛けても良かったんだけど、二人とも、お互い以外の友人知人と色々なところを飛び回っているので、たまにはゆっくりしようと、部屋で会うことになった。

昼前頃、ヒョンのセカンドハウスに行くと、新しいゲーム機を買ったので一緒にやろうと誘われた。いい大人が何をと思ったけれど、俺が付き合わないと他の友達をどんどん部屋に連れ込みそうなので、簡単に作ったサンドイッチを食べながら、ゲームに興じることにした。

それから、三時間。今のところ俺の全勝だ。


「ああ、くそっ、このっ」

真剣なのに不器用なヒョンは可愛いけど、そろそろ他のことがしたいんだけどな。

仕方ない。それとなく負けてあげるか。

「あっ…」
「よっしゃ!」



漸くゲームに買ったヒョンは嬉しそうに拳を突き上げた。

「もう1回やろ」
「えぇー」

いや、もういいでしょ。次はもっとたくさん勝たせてあげるから。

「それより、ヒョン。もっと別のゲームしようよ」
「へ?」 

そんなこと、考えもしていなかったのか、俺が迫ると、ヒョンはらしくもなく慌てた。

「お、おい、スンリ」
「久しぶりのお休みなんだよ。テレビゲームだけで終わらせていいの?」
「んっ、スンニ…」

ヒョンの声が甘味を帯び始める。子供みたいにゲームに真剣になるヒョンも可愛いけど、やっぱり、大人の遊びもしたいよね。

「勝った方が上でいいよね」
「馬鹿。子供みたいなこと言うなよ」

そんな会話を交わしあって、俺たちは唇を重ね合わせた。