ニョントリ妄想「猫とヒョンと俺」 | 背王のBIGBANG観察日記

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BIGBANG大好きなアラサー女が心の叫びを吐露しています。
かなり自己満な妄想と分析の連続なので、生温い目で見守って頂けると幸いです。

Twitter→@69Haiking

ジヨンくんのインスタからの妄想です。




「ほら、見てろよ。行くぞ。アイ」

ヒョンはそう言ってしゃがみこみ、ペットのアイと視線を合わせた。




そして、長い紐がついた猫用の玩具をアイの前に足らし、ぷらぷら揺らしてアイの気を引く。

そして、アイが玩具に興味を持ったのを見定めると、勢いをつけて立ち上がる。すると、アイも玩具を追って跳び跳ねた。

「ほら、おいで」

ヒョンは楽しそうに微笑んで、まるで舞を舞うように、猫の玩具を揺らめかせた。それを追って、アイは実に猫らしい身体能力を見せる。

「どうだ?」

アイがぴょんと跳び跳ねて、美しい宙返りを見せたところで、ジヨンは嬉しそうに振り返った。

(どうって言われても…)

そんな風に瞳をキラキラさせて、 どや顔をされても困ってしまう。アイまで、「お前にはこんなこと出来ないだろ」とでも言うように見上げてくるから、凄くムカつく。

「あー、凄いね」
「何だよ。反応薄いな」

いや、だって。他に何と言えと。アイが可愛いのはわかるけれど、興味のない人間にとってペット自慢ほど反応に困ることはない。

「アイー、このお兄ちゃんはつまらないな」

ヒョンは甘い声で語りかけて、アイを抱き上げた。アイがヒョンの肩越しに俺の顔を見ている。

あ、ムカつく。

俺は、この猫が嫌いだ。

「ヒョン」

俺はヒョンの肩にぽんと手を置き、耳元で囁いた。

「アイも凄いけど、俺ならもっと凄いことでヒョンを喜ばせられるよ」

何を想像したかわからないけど、ヒョンの耳がぽっと赤くなる。その反応に俺は満足した。

だけど、次の瞬間。

「にゃあっ」

アイが敵意剥き出しの声を上げ、俺の手の甲を引っ掻いた。

「いってぇええ」
「わっ、大丈夫か?スンリ?…アイ、駄目だろ。お兄ちゃんと仲良くしなくつぁ」
「にゃぁ」

アイは、ヒョンの言葉には甘えた声で答える。

くそぅ。

俺はやっぱり。この猫が大嫌いだ。