「死神紫郎×魚住英里奈 2マンライブ」 (4/6 日暮里工房ムジカ)観に行って来ました。 | 黒猫マークの宅配便のブログ 「じんせいかくえきていしゃ」(since 2006,10,17)

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東京都内を中心に活動するフォーク歌手・ラッパーの死神紫郎さんと、シンガーソングライターの魚住英里奈さんのお二人が、約二年ぶりにご共演された公演が、4月6日(土)に行われました。

 

前回公演は、まだコロナ渦真っ最中の2022年1月28日(金)にネオ東京池袋手刀ドームで行われた

『死神サミット特別篇〜新春!真冬のパイプ椅子〜』

でした。

 

魚住英里奈さんのステージはこの時が初めてだったのですが、それはそれは衝撃的なステージでありました。

 

「次回以降、お二人のステージが開催されたら観に行きたいなぁ…。」

と思っていました。

 

死神紫郎さんのX(旧Twitter)で公演情報を知り、狂喜乱舞して日程を確認した所、遠征予定日と重なっていました。

 

ここ30年来ずっと言っている推し事に、

「今年こそ!」

と思っていて、そのチケット等を手配しようと思っていた、まさにその直前に公演を知ったのです。

 

遠征を優先させようかとも思ったのですが…。

 

「見逃したら、お二人がご共演されるステージを何年後に観られるか?」

 

そう考えたら、答えは一つ!

 

遠征予定は来年に変更!

死神紫郎さん達のステージを観に行く事に決めたのでした。

 

公演当日の4月6日。

 

天気が不安定な日が続いていましたが、この日は曇りでした。

わが地元の桜は、雨の為散ってしまったところも多かったのですが、都内はまさに見ごろを迎えているようでした。

 

行きの電車内から見える桜の花は満開でした。

会場最寄り駅の日暮里駅北改札から西口に出て、谷中の墓地の脇の桜並木は幹も太く、それはそれは見事な花を咲かせていました。

 

通行される方の多くが、思わずスマホで撮影される程でした。

 

日暮里は猫が多いようで、猫のグッズが販売されているお店などがありました。

ただ、猫の数は減っているようで、以前は猫が物凄く多かった江ノ島と似たような事情があるのだろうなと思ったりしました。

 

歩いて行くと、

『夕焼けだんだん』

と言う、フジテレビがまだ新宿の河田町にあった時代に放送されていた、某有名アイドル出演の伝説の番組が元ネタだろうと言う階段がありました。

 

この階段の左手前にあるビルの2階右側が、今回の会場となる

『日暮里工房ムジカ』

でした。

 

ビルにはエスカレーターが無いので、細い階段を2階までのぼると、会場入り口のドアがありました。

 

ドアを押して開けると、日本家屋の玄関の様に

「三和土」(たたき)

があって、靴を脱いで店内に入るようになっていて、お店側で用意して下さったスリッパに履き替える事になります。

 

この入り口部分から見て右側にバーカウンターが有って、左側に沢山の本が並べられた大きな本棚がありました。

 

バーカウンターの一番奥に受付があって、受付を済ませた後に並べられた椅子に座る事になります。

 

因みに…。

アルファベットの

「L」

の字を、右に180度回転させたうようなフロア配置になっていて、横棒の左下が入り口で、上がバーカウンター。

縦棒が横棒と接する部分の両側に、やはり沢山の本やDVD等が並べられた本棚が置かれていて、その周囲に50cm程のほぼ正方形なソファが、1列につき4席づつ…。

これが4~5列分並べられていて、縦棒の下側がアーティストさんが歌われるスペースとなっていました。

 

お店の案内ではバーと紹介されていましたが、どちらかと言えば芸術家や文豪のアトリエや書斎に入らせて頂いたと言う、おしゃれな内装でした。

 

個人的な感想になりますが、阿佐ヶ谷や高円寺辺りの劇場やアトリエに通われている

「芸術作品大好き!」

と言う感じで、

「ライブハウスに行かれるお客さんでは無いな!」

と思えました。

 

自分は前から3列目の一番上手側(ステージを見て右側)の席に座ったのですが…。

右側に本棚があって、しかも

『千と千尋の神隠し』(2001年公開)

「沼の底」

のシーンで、千とカオナシを迎えに来るカンテラ(ランタン?)の小さいものが幾つも飾ってあって、右に体を動かすとそれらが落ちて来るし…。

かと言って左側にお客さんが座ると、体が当たるので動かせなかったうえに、今回の公演は出演者の方が座ってのステージだったので、お姿は見えず…。

 

…入場が遅れて、良席を確保し損ねた自分が全て悪いのです。

ハイ!

 

ただ、凄く雰囲気は良い会場でありました。

 

お客さんはどんどんと増えていて、開演時には空席がなくなっていました。

そんな超満員のお客さん…。

 

…あ!

忘れてました!

 

会場の日暮里工房ムジカには、看板猫のクリム君がいるとの事だったので、

「自分のところに来たら、モフってあげよう♡」

と待ち構えていたのですが…。

自分が会場にいる間は、やって来てくれませんでした。

 

死神紫郎さんは、御幼少の頃の経験から猫が苦手との事だったのですが、クリム君は大人しいとの事だったので、楽しみにしていたのですが…。

 

まぁ、お楽しみは次の機会に取っておきます。(笑)

 

 

前ふりがながくなってしまいましたが…。

 

以下、

「死神紫郎×魚住英里奈 2マンライブ」 

の感想らしきものになります。

 

なお、本公演は撮影・録画・SNS等公開OKとなっていましたので、画像もご紹介させて頂きます。

 

「死神紫郎× 魚住英里奈 2マンライブ」

日付:2024年04月06日(土)

時間:開場19:00 / 開演19:30

会場:日暮里工房ムジカ (東京都荒川区西日暮里)

観衆:未発表(超満員札止め)

出演(出演順):魚住英里奈 / 死神紫郎

 

【魚住英里奈】(19:30 ~ 20:10)

2年前にネオ東京池袋手刀ドームでの初見以来、久しぶりの魚住英里奈さんのステージでした。

 

魚住英里奈さんご自身も、その時以来となる死神紫郎さんとのご共演だったそうです。

 

この日は、

「"死神"を意識して白い衣装にしたら、(死神紫郎さんの衣装が黒いので)対極になった。」

と仰っていました。

 

2年ぶりにステージを見た感想は、自分の記憶の中のイメージとのギャップが激しくて、

「あれ?こんな方だったっけ?」

と驚きの連続でした。

 

前回は、立ちあがって演奏されていたので、ロックミュージシャンのような印象だったのですが…。

今回は、座りながらのステージだった事も有り、落ち着いた感じで、その世界に引き込まれて行きました。

 

詳細なセトリは未発表ですが、ご自身のアルバム

『ISO1600の花嫁』

の収録曲から歌って下さったようです。

 

各種サブスクでの配信が行われており、参考までにApple Musicでのリンクはこちら!

https://music.apple.com/jp/album/iso1600%E3%81%AE%E8%8A%B1%E5%AB%81/1642462974

 

それはさておき…。

記憶している限り、

『ISO1600の花嫁』

収録曲で、

・袖に隠したチョコレート

・バニラ

・中央線の車窓から団地の貯水塔が見える

以上3曲は、歌って下さったようです。

 

特に、

『バニラ』

は、某有名高額求人サイトの事を歌われたものだと思われるのですが…。

同じテーマを扱われているアーティストさんは数多いのに、歌詞の内容や曲調などが異なっていて、

「こういうアプローチの方法が有るのか!」

と目から鱗が落ちた思いがしました。

 

【死神紫郎】(20:20 ~ 21:00)

<セトリ>

・執念のラップもういっちょ 

・水葬 

・牛は屠殺を免れない 

・人間樹海 

・生きるかな死 

en.ねぼけまなこ 

 

トリは死神紫郎さんでした。

 

日暮里工房ムジカは、死神紫郎さんがステージの際に身に付けられている

『仏具ピアス/イヤリング』

のアクセサリー作家・都和子さんがお勤めとの事でした。

 

その為、

「ムジカでどう?」

と都和子さんからお話が有って、今回の会場が決定されたとの事でした。

 

死神紫郎さん曰く。

「(都和子さんが)こうやって色々な人達を引き込む力を『都和子引力』」

と言うそうです。

 

死神紫郎さんは、ご自身初のラップアルバム

『独白』

を、各種サブスクで好評発売中です。

 https://linkco.re/4DC8BGyH 

 

 iTunes ヒップホップアルバム 日本2位 

iTunes 総合アルバム 日本4位 

という偉業を達成したばかりですが…。

 

この日は、ラップは封印!

フォークのみで勝負を挑まれていました。

 

また、この日の死神紫郎さんは神がかっていて、鬼気迫るステージでした。

こんなに凄いステージは、そうそうみられるものでは有りません。

 

一人40分の持ち時間で、1曲あたりの長さがある曲も歌って下さったのに、

「あっという間!」

に時間が過ぎてしまって…。

「え、もう終わりなの!?」

と言う感じでした。

 

最後に、死神紫郎さんと魚住英里奈さんがご一緒になっての撮影タイムが設けられて、この日のステージは終了となりました。

 

このお二人のステージは2年前にも拝見させて頂きましたが、その時を超えるステージだったと思います。

観ていなかったら、きっと後悔した事でしょう。

現地参戦させて頂いて良かったです。

 

余韻に浸りつつ、満開の桜並木の下を歩いて家路につく事が出来た、ある春の日の夜の出来事でありました。

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