ビッグベアー興行(8/20 BASEMENT MONSTAR)観戦記・その① | 黒猫マークの宅配便のブログ 「じんせいかくえきていしゃ」(since 2006,10,17)

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2023年(令和5年)は、8月に入って

「災害級!」

とも称される程の、異常な暑さが連日続いていました。

 

東京都心で最高気温が35.3℃と、立っているだけでも汗が噴き出すほどの気温となった8月20日(日)。

プロレスファン・関係者の間で話題騒然となった興行が、東京都北区王子にある

『BASEMENT MONSTAR』(ベースメントモンスター

にて行われました。

 

それが、

『ビッグベアー興行』

です。

 

前回大会は、昨年(2022年)11月20日(日)に行われ、メインのイリミネーションマッチで勝ち残ったビッグベアー選手と、欠場中&会場で飲酒したダブプロレスの内田祥一選手との対戦は、記憶に新しい所です。

 

回を重ねる毎に評判を呼び、チケットが激しくなって来ています。

 

本大会はGW頃に開催が発表されましたが、参加選手や対戦カード未発表であるにもかかわらず、あっという間に最前列は完売!

指定席もほぼ売り切れとなるなど…。

「ビッグベアー興行なら、凄い試合が観られる!」

と言うお客さんの期待の表れをうかがい知る事が出来ました。

 

反面。

主催者であるビッグベアー選手は、本当に大変だったと思います。

 

前回大会で出場した女子選手は、この日が夏休み中の日曜日だった事もあって、他団体出場選手が多かったようでして…。

全選手が男子での開催となりました。

 

また、出場選手・カード発表後にレイパロマ選手。

レイパロマ推薦選手開本貴洋選手。

さらに、魔苦怒鳴門選手が病気欠場となるなど…。

 

選手の招へいやカード編成など…。

頭の痛い問題が続出していてるように見えました。

 

しかし、急遽男気を見せて出場を快諾して下さったと言う黒田哲広選手…。

前回大会で好評だったグラップリングバトルロイヤルのXとして、将軍岡本選手の参戦が決定するなど…。

1つづつ難問を解決して行かれました。

 

さらに、大会直前の8月8日にYouTube上で期間限定配信(8月9日まで公開。現在は削除済み)で発表されたメインのカードですが…。

 

イリミネーションマッチ 

【ビッグベアー軍】

ビッグベアー & 佐野直 & 大家健 & X vs 

【みちのくプロレスレジェンド軍】

ザ・グレート・サスケ & スペル・デルフィン & 新崎人生 & MEN'Sテイオー 

(ビッグベアー軍のXはレイパロマ選手)

 

と言う、信じられない豪華なカードとなりました。

 

当然!

この時点で、僅か数枚設定された立見席券も超プレミアチケットと化し、激し争奪戦が繰り広げられたのは言うまでも有りません。

 

大会直前の8月12日(土)には、前席種完売が発表!!

王子ベイスメントモンスターは、消防法の規定などもあって、

「これ以上はお客さんを増やせません!」

と言う入場人員は140名との事ですが、1枚のチケットも無いと言う…。

文字道理の超満員札止めで、当日大会が行われる事が確定しました。

 

ただ、心優しいビッグベアー選手が、

「遠くて会場に行けない!」

「チケットが買えなかった!」

「現地観戦したけれど、視聴期限まで何度でも試合を振り返りたい!」

と言う、全国のプロレスファンの皆さんの事を忘れるはずが有りません!

 

前回大会同様。

今大会も、信頼と実績のピンクタイガーさん達によって、ツイキャスプレミアム配信をして下さる事になりました。

興味がおありの方は、下の方にリンクを貼らせて頂きますので、チケットをお買い求めの上ご覧ください。

 

試合当日。

チケットは確保済みだったものの、

「第1試合に先立って第0試合が行われるので、受付開始を通常よりも早くするので、早めに来場を!」

と呼びかけられていたので早めに来たら、1番乗りしてしまいました…。

 

選手よりも早く、朝8時に…。(笑)

 

そりゃ誰もおらんわな…。(滝汗)

 

なんでこんな朝早い時間から来ているかと言うと、前日に山梨県甲府市での推し事に行っていて…。

日付が変わる直前に王子駅まで戻って来て、ネカフェに潜伏したからです。(笑)

 

ネカフェを出て数分で到着しましたが、これだけで汗が噴き出ました…。

 

当然。

まだ時間が早すぎるので、受付開始時刻の11時少し前に再訪しました。

 

この時間になると、右隣のコインパーキングに大会関係者のものと思われる車が駐車していたり…。

出場選手が歩いていたりするのを見かけるようになりました。

 

ベイスメントモンスターは地下2階にあって、見える場所にはエレベーターが設置されていません。

(HPで公開されている図面を見ると、設置されてはいるのですが、スタッフ用の物なんでしょう…。)

そのため、細い階段を下りて行きます。

 

今回は、地下1階に受付が有って、素敵なお姉さんが受付をして下さっていました。

「そんなに素敵なの?」

と仰るそこのあなた!

 

新宿歌舞伎町の区役所通りにある星座館と言うビルの9階にある、プロレスラー

『スタンリークラブ』

に行くと、そのお姉さんに会える事もあるとかないとか…。

 

スタンリークラブでは、プロレスラーが1日店長をされる事もあるので、詳細はこちらをご覧ください。

 

今回のチケットはこちらです。

 

画像の左下に、赤いボールペンで席番が書かれていました。

早い段階で確保出来た最前列席でした。

 

なおベイスメントモンスターは、新宿FACEなどと同様に、別途1ドリンクが必要となります。

(大会当日現在で500円)

皆さんご注意を!

(画像は加工してあります。)

 

まだ時間が有ったので、さらに1時間程時間を潰してから戻って来ました。

 

この時点では、既に大勢の方が並ばれていました。

ベイスメントモンスターは、受付から入場出来るまでに時間がかかるのですが、この日は早めに受付開始されていたため、皆さん整然と並ばれていました。

そのため、殺伐とした感じではなく、他団体の大会の時のように試合開始までに入場出来ないと言う事は有りませんでした。

 

予定通り、12時丁度に開場となりました。

 

地下2階に下り、左手のドアを入ると会場になります。

 

ドアを入った向きで、左側の壁際にコインロッカーが有るのですが、プロレス・格闘技イベントで使用の際は手前側に売店が設置される為使用できません。

選手売店は、開場時点では殆ど何も置かれておらず、選手も立たれていないと言う状況でした。

 

入口正面奥は白いカーテンで仕切られており、ここから選手が入退場します。

その右側が西側客席となります。

 

入口ドアを入って右側に行くと南側客席となります。

南側の奥にはPAブースが有って、弥武芳郎リングアナウンサーが動画撮影禁止(配信が行われる為。)と、静止画の撮影・SNSでの公開の際のハッシュタグ付け(#ビッグベアー興行)等が呼びかけられていました。

 

対戦カードの発表は、第0試合終了後に行われました。

 

このPAブースの右手のスペースには、配信用の固定カメラが三脚にセットされていて、12時の開場と同時に配信が始まったそうです。

配信スタッフのピンクタイガーさんと目が合ったので、ちょっとだけご挨拶させて頂いたのですが、お忙しそうでした。

 

南側客席の奥が東側客席でした。

東側客席の奥には、

「都内のプロレス会場では、もっともお酒の種類が豊富で値段も安く、とても美味しい!」

事で有名なバーカウンターがあります。

 

バーカンのお姉さんの腕が良いともっぱらの評判でありますが…。

このバーカンの左側に、ビールサーバーが有って、そこに掛けられたホワイトボードにお姉さんの心の詩が書かれています。

その心の詩が楽しみだったのですが…。

この日はホワイトボードが掛けられていませんでした。

残念…。

 

ちなみに!

ビッグベアー興行では、試合そっちのけで飲み始める選手が出てくるのがお約束になりつつあります。

(それもこれも、このバーカンあってこそなんですが…。)

 

今回も、その展開が見られそうなんですが、どの試合の誰が最初に飲み始めるのか?

気になる所です…。

 

なお、今大会も前回同様、休憩時間は有りませんでした。

その為、バーカン左手にあるトイレに行ったり…。

 

ドリンクチケットを引き換えて、さらにもう1杯注文して席に戻りました。

(ドリンクはプラ製カップに入れての提供ですが、蓋とストローが貰えるので、自分の席までこぼさずに持って来る事が出来ます。)

 

バーカンから見て右側が北側客席です。

ここは、ライブ開催時にステージとして使われるスペースに客席が配置されていて狭いのですが、ぎっちり座席が配置されていました。

 

自分の席は西側の最前列だったのですが、正面にコーナーポストがあると言う席でした。

ただし、画面右側にスペースが有って、ここから選手が入退場すると言う超神席でした!

 

良い席だったので、自分も気合を入れて本大会の感想らしきものを書かせて頂こうと思います。

 

…と言う訳で!

 

2023年(令和5年)8月20日(日)、王子ベイスメントモンスターにて開催された

『ビッグベアー興行』

の感想らしきもの・その①となります。

 

長くなっておりますので、複数回に分けさせて頂いております。

この記事では、第0~第2試合について書かせて頂きます。

 

予めお断りさせて頂きますが…。

当方は、プロレスが好きではありますが、選手や技の名前、選手や所属団体のこれまでの経緯などの詳細は分からない一般人であります。

その為、色々間違っていたり、分からない部分などが多々あります。

どうか生暖かい目でご覧頂ければ幸いです。

 

なお、今回のビッグベアー興行の模様は、ツイキャスプレミアムでアーカイブ配信されています。

配信チケットをお買い求め頂くと、視聴期限: 2023年9月3日(日) 23:59 までは何度でも試合の模様をご覧頂けます。

(チケット販売ページを下までスクロールされた上、ご希望のチケットをお買い求めください。)

 

ビッグベアー興行

日時:2023年(令和5年)8月20日(日)

時間:12時開場 / 12時30分試合開始

会場:BASEMENT MONSTAR(東京都北区王子)
観衆:140人(超満員札止め)

配信視聴者数:未発表

出場選手(出場順):ユン・ガンチョル / Mr.アトミック / 香取貴大 / リル・クラーケン /将軍岡本 / 田馬場貴裕 / ニンジャリー / KURO-OBI / ヨコワケ902 /怨霊 / 小仲=ペールワン / グンソ / 矢野啓太  / 内田祥一 / 内田祥一 / 近野剣心 / 竹田光珠 / 神楽 / ガッツ石島 / 瀧澤晃頼 / 黒田哲広  / 新井健一郎 / ビッグベアー / 大家健 / レイパロマ / ザ・グレート・サスケ  / スペル・デルフィン  / 新崎人生  / MEN'S テイオー 

※Xはレイパロマ

レフリー:ガンダーラ鈴木 / ジェントル高久

場内&配信実況:(第1&第2試合)酒井博生 /(第4試合以降)小仲=ペールワン

ゲスト解説:矢野啓太

ラウンドガール:有泉 香代

リングアナウンサー:弥武芳郎

主催:ビッグベアー興行

協力団体(あいうえお順):アトミックプロレス / Alma Libre / 暗黒プロレス組織666 / IMPACT / インディー統一連合 TTTプロレスリング / ガンバレ☆プロレス / ダブプロレス / 道頓堀プロレス / ファイトオブザリング / プロレスリングBASARA / みちのくプロレス

 

【第0試合】

新韓国プロレスVSアトプロ(20分一本勝負)

○ユン・ガンチョル(8分40秒、片エビ固め)Mr.アトミック●

※アバランシュホールド

※レフリー:ガンダーラ鈴木

 

「ド・インディ―を体現するレスラー同士の試合を観て貰いたい。」

と言う、ビッグベアー選手のお考えから実現した試合です。

 

今回、第0試合として行われる事になった為、通常より早い受付開始時刻となっていて、

「早めの来場を!」

と呼びかけられていました。

 

自分が観た限りでは、殆どのお客さんの入場が終わっていて、試合開始を待ちわびていました。

 

最初に入場して来たのは、リング上では怖いけど、普段は心優しき好青年!

Mr.アトミック選手です。

 

危険な香りのするアイテム(物理)を携えての入場でした。

 

続けて…。

Dschinghis Khanの

『めざせモスクワ』

のイントロから、

『ジンギスカン』

が流れ…。

 

エスコンフィールド北海道から、ジンギスカン鍋のバルーンを両手に持ったファイターズガールの皆さんが入場…。

 

…しません!

 

代りに…。

パチモンの大谷翔平さんのような人が…。

 

…誰?(笑)

 

ヴぇ?

ユン・ガンチョル選手でしたか!

 

半年ほど前に観た時とイメージが大きく変わっていて、誰だか分かりませんでした…。

トレーニングはしっかり続けて来られたようで、体つきも以前よりも締っているのが一目で分かりました。

 

試合が始まりました。

 

おお!

ユン・ガンチョル選手が優勢だ!

 

試合開始直後ではありましたが…。

Mr.アトミック選手が劣勢になるとは予想していなかったので、正直驚きでした。

 

もっと驚きだったのが、この技…。

タイタニック?(笑)

 

直後に、場内に流れる

『ジンギスカン』

 

すると、試合中なのに踊り出しました!

 

この試合。

『ジンギスカン』

が流れると、ユン・ガンチョル選手が踊り出すと言うルールだったようですが、場内に一切説明されませんでした…。

 

場内があっけにとられる中、一人冷静だったのがMr.アトミック選手でした。

 

良い所で邪魔されたユン・ガンチョル選手、直ちに反撃に転じますが…。

 

すかさず流れる

『ジンギスカン』

 

誰?

絶好のタイミングで曲を流すのは?(笑)

(多分、PAブースにいるリングアナウンサーの弥武芳郎さん♡)

 

良い気持ちで踊っているユン・ガンチョル選手の背後から、Mr.アトミック選手の蹴りが!

 

ユン・ガンチョル選手は、ネックスクリュー2連発。

 

さらに、技を受けた時の精神的ダメージの方が大きい(であろう!?)敬礼チョップ2連発を繰り出し、Mr.アトミック選手を圧倒します。

 

これに怒り心頭のMr.アトミック選手。

 

あの大技を繰り出しました。

 

素顔に戻って…。

準備を整え始めました。

 

しかも、ガンダーラ鈴木レフリーが、北側でMr.アトミック選手のマスクを着けて応援しているファンの方を、選手本人と間違えて注意を与えており、リング内の様子に全く気付いていませんでした。(笑)

 

さあ出すぞ!

ビッグファイヤー!

(角度的な問題などもあって、決定的な場面は撮れませんでした…。スイマセン。)

 

これは効いたぞ!

 

のたうち回るユン・ガンチョル選手に追い打ちするかのように、絶好のタイミングで会場に流れる

『ジンギスカン』

 

弥武、お主もなかなか悪よのう…。(笑)

 

ビッグファイヤーで使われた危険な香りのするアイテム(物理)は、セコンドがコーナーの所に用意した赤い消火用のバケツに投入!

Mr.アトミック選手は、しっかりと消火を確認した後、さらに攻撃を加えて行きます。

 

そして、闘いの場は場外へ!

 

自分の真横では、こんな感じでした。

人が多かったので、全く逃げ場無し!!

 

一通り場外で暴れまわった後、再びリングイン!

ユン・ガンチョル選手、この時点でほぼグロッキー状態のように見えました。

 

しかし、Mr.アトミック選手をコーナーに投げたあと、ラリアット2連発!

 

さらに、Mr.アトミック選手を投げてから腕ひしぎ逆十字固めを繰り出しました。

完全に技が決まったのですが、ロープエスケープ!

 

Mr.アトミック選手はブレンバスターで反撃しました。

 

しかし、ユン・ガンチョル選手がシャイニングウィザードのような蹴りを見せた後、アバランシュホールドが決まりました。

 

カウント3が入り、ユン・ガンチョル選手の勝利となりました。

 

自分は、これまで数多くのユン・ガンチョル選手の試合を観て来ましたが、この試合が一番内容が良かったです。

 

「ビッグベアー選手も、ユン・ガンチョル選手の成長ぶりから判断して、実力が高いMr.アトミック選手との対戦を組まれたのかな?」

…と、試合後に考えていました。

 

最後に、気持ち良さそうに

『ジンギスカン』

を踊り、リングを後にしました。

 

【第1試合】

ビッグベアーが羨む青春時代(20分一本勝負)

〇香取貴大 VS リル・クラーケン●

※ルナ・カルト

※レフリー:ガンダーラ鈴木

 

ビッグベアーさんによると、

「ビッグベアー興行には、これからのインディ界をけん引して行くであろう選手を、一人は招へいする。」

と言う方針で、カード編成を行われているそうです。

 

その、若手注目株の仕合となります。

 

最初に登場したのは…。

イーグルプロレスに所属し、8月11日(金・祝)FREEDOMS横浜武道館にて、

「高橋ヒロム&高岩竜一 vs ドラゴン・リブレ&香取貴大」

と言うカードが組まれる程の実力者!

香取貴大選手でした。

 

その対戦相手を務めるのは、香取貴大選手からの要望により実現した、

プロレスリングBASARAのリル・クラーケン選手でした。

 

この試合から、ツイキャスプレミアム配信に解説者が加わっての本放送が始まったのですが…。

 

…何か、

「その筋の皆さん。」

の中でもトップと言ういで立ちの方がいるんですが…。

 

後刻判明したのですが…。

前日にプロレスリング・ヒートアップを退団されたばかりの酒井博生さんでした。

自分は、てっきりその筋の方だとばかり思ってましたが…。

 

レフリーのガンダーラ鈴木さんのチェックの後、試合が始まりました。

 

開始直後の攻防で、リル・クラーケン選手に吹っ飛ばされた香取貴大選手。

スグに立ち上がって、

「痛くねェなぁ!!」

これ見ただけでも、

「ビッグベアー選手の目に狂いは無い!」

って思いました。

 

この後、ウサギのぬいぐるみを投げてリル・クラーケン選手がナイスキャッチ!

 

その隙に、ドロップキックからフォールしたものの、リル・クラーケン選手はスグに返しました。

 

前回のビッグベアー興行以来の試合観戦だったのですが…。

リル・クラーケン選手の動きと体つきが別物になっていて、

「この人、こんな凄かったっけ?」

と思いながら観ていました。

 

当然、技の威力は増している筈なので、リル・クラーケン選手のドロップキックを受けた香取貴大選手は一旦場外へエスケープ!

 

呼吸を整えつつ、作戦を練り直されているようでした。

 

リル・クラーケン選手は、

「お客さんからの場外へ飛べ!」

と言う手拍子が沸き起こったのですが、香取貴大選手のリングインを待っていました。

 

香取貴大選手がリングインした後、低空のギロチンドロップを見せたのですが…。

タイミングを微妙にずらし、相手の意表を突いている所は流石だなと思いました。

 

直後に、スリーパーを繰り出しました。

客席から観ていても、リル・クラーケン選手の力の入れ方が凄すぎて、

「首の骨折れるんじゃないか!?」

と心配になりました。

 

この強烈なスリーパーをロープエスケープで逃れた香取貴大選手に驚きを隠せないリル・クラーケン選手は、これまた強烈なエルボーやチョップで攻めて行きました。

 

しかし、うまく逃れドロップキックで反撃!

両選手の激しい攻防は続きます。

 

リル・クラーケン選手の放つラリアットをかいくぐって、香取貴大選手が首四の字のような技を仕かけました。

 

並みの選手だったらギブアップしていてもおかしくないと思われたのですが、技をかけられた状態のままリル・クラーケン選手がロープエスケープ!

 

香取貴大選手は勝負を仕かけようとブレンバスターを仕かけようとしたところ、バックに回られてしまいます。

逃れようとしたものの、逆にリル・クラーケン選手にスープレックスを仕かけられて2カウント!

 

さらにリル・クラーケン選手は攻め続けますが、3カウントは奪えず…。

 

香取貴大選手がエルボーをしかけ、両選手によるエルボー合戦に突入しました。

両選手の気迫と力のこもったエルボー合戦は終わらないかに思われたのですが…。

 

最後は、

「ゴツッ!」

と言う音が会場に聞こえる程のヘッドバッド!

 

そこから香取貴大選手がリル・クラーケン選手をバックドロップ!

 

すぐに立ち上がったリル・クラーケン選手が技を決めたものの、これでも決まらず!

 

さらに、反撃に来た香取貴大選手の顔面に膝げりをお見舞いしました。

 

しかし、ルナ・カルトと言う技でリル・クラーケン選手から3カウント!

 

激闘を制しました!

 

最後はリング上でお互いの健闘を称え合っていました。

 

リングをおりた後、リル・クラーケン選手に肩を貸しながら香取貴大選手が戻って来ました。

両選手に大きな拍手がおくられたのは言うまでも有りません。

 

この試合は、ビッグベアー選手が

「ビッグベアーが羨む青春時代」

と名付けて組まれたカードだけあって…。

両選手の強い気持ちと技の応酬が凄い、見ごたえのある試合でした。

 

自分は、

「カッコイ!」

としか客席で言えませんでした。

 

自分も、両選手の年頃には、こんな強い気持ちをぶつけ合う事が出来なかったので、自分も羨ましかったです。

 

リル・クラーケン選手と香取貴大選手が。

これから注目して応援して行こうと思います。
 

【第2試合】

ビッグベアーグラップリング グラップリングバトルロイヤル

(3分2ラウンド)

〇田馬場貴裕(延長ラウンド終了、マスト判定)X=将軍岡本、KURO-OBI

※退場順=ヨコワケ902、ニンジャ・リー

※レフリー:安藤雅生、武士正

※ラウンドガール:有泉香代

 

前回大会でも行われ、好評につき今回も行われる事になったグラップリングバトルロイヤルです。

 

試合に先立ち、グラップリングバトルロイヤルのルールをご説明します。

この試合はグラップリングにつき、組み技・寝技のみで行われ、あらゆる打撃技が禁止となります!

 

勝敗は、ギブアップ・レフリーストップで決定します。

負けた選手は、リングから退場!

最後まで残った選手が優勝となります。

ただし、2ラウンド終了時点で決着がつかなかった場合、1分間の延長戦が行われます。

それでも決着が付かなかった場合は、マスト判定で決着をつけると言うものです。

 

前回大会では、

「寝技中心なので、盛り上がらないだろうな?」

とビッグベアー選手が予想されたと言うグラップリングバトルロイヤルでしたが…。

 

いざ蓋を開けてみると、一番体が大きな田馬場貴裕選手が早い段階で脱落!

2(ツー)選手が勝利!

異常な大盛り上がりの中、賞金を手にしたのでした。

 

前回同様にレフリーは2名体制で行われ、安藤雅生さんは前回に引き続いての登場でした…。

 

武士正さんは、今回はレフェリーとしての参加となりました。

 

なお、次戦発表されていたのに、何故か当日発表がXだった将軍岡本選手選手ですが…。

それについての主催者発表は有りませんでした。

 

ゴングが鳴ると、取り敢えず田馬場貴裕選手とヨコワケ902選手とが組合い、他の選手は様子見だったのですが…。

 

田馬場貴裕選手と組み合っていたヨコワケ902選手が、標的を将軍岡本選手に変更!

 

他の選手も続きました。

 

ただ、この流れに加わらなかった田馬場貴裕選手がニンジャ・リー選手にスリーパーを敢行!

しかし、ニンジャ・リー選手はするっと攻撃を逃れました。

 

直後に、リング中央での攻防を見せていたKURO-OBI選手とヨコワケ902選手が立ち上がり、仕切り直しとなりました。

 

隙を見て、KURO-OBI選手が将軍岡本選手の足に四の字固めを仕かけに行きますが、逆に上から押しつぶされるような形でマウントを取られてしまいました。

 

さらに、KURO-OBI選手が将軍岡本選手との攻防に、田馬場貴裕選手が加わる形になっての攻防が行われていました。

 

この時、ヨコワケ902選手とニンジャ・リー選手が西側客席の辺りで闘っていました。

ヨコワケ902選手の足に関節技をかけようとしたKURO-OBI選手の背後に回った田馬場貴裕選手がスリーパーを敢行!

これに驚いたKURO-OBI選手がヨコワケ902選手の両足を話した直後、ニンジャ・リー選手が腕ひしぎ逆十字固めを決め、ヨコワケ902選手がタップ!

 

最初にリングを後にしたのは、ヨコワケ902選手となりました。

 

この時点で、残り時間1分でした。

 

残り4選手ですが、田馬場貴裕選手と将軍岡本選手。

ニンジャ・リー選手とKURO-OBI選手とが攻防を見せていましたが決着が付かず…。

第1ラウンドが終了しました。

 

今大会も、昼の部のビッグベアー興行の後は、夜の部で田馬場貴裕選手主催のIMPACTが開催されました。

その

『IMPACT.39~東京格闘技フェスタ 2023~』

にもラウンドガールとしてご出演され有泉香代さんが、ビッグベアー興行も盛り上げて下さいました。

IMPACTのラウンドガールの方は素敵な方ばかりなんですが、どうやって発掘されるんでしょう?(笑)

ラウンドガールも素敵なんですが、アツい闘いが数多く繰り広げられる(それにしてはチケット代が爆安!)なIMPACTも、機会が有りましたら足をお運びください。

(以上宣伝でした…。)

 

第2ラウンドが始まりました。

 

ゴング直後、KURO-OBI選手が将軍岡本選手に飛びつき、フロントチョークを狙ったようです。

しかし、将軍岡本選手が強引に引き放しました。

 

この後、再度KURO-OBI選手が将軍岡本選手に狙いを定め、ニンジャ・リー選手と田馬場貴裕選手が加わっての攻防となりました。

 

攻防の中で、ニンジャ・リー選手と田馬場貴裕選手。

KURO-OBI選手と将軍岡本選手とに分かれての展開となりました。

 

セコンドからの

「残り15秒!」

の声が聞こえた瞬間。

 

将軍岡本選手からKURO-OBI選手を引き離されたニンジャ・リー選手に、田馬場貴裕選手が物凄い勢いで向かってスリーパーホールドを敢行!

 

自分の席からは見えなかったのですが、ニンジャ・リー選手がタップしたようで退場決定!

直後に、第2ラウンドが終了となりました。

 

この時点で勝ち残っているのは、田馬場貴裕選手、KURO-OBI選手、将軍岡本選手の3選手でした。

その為、1分間の延長戦が行われます。

なお、このラウンドでも決着が付かない場合は、マスト判定となります。

 

エクストララウンドが始まると、大きな田馬場コールが沸き起こりました。

 

最初に動いたのはKURO-OBI選手で、将軍岡本選手の足を狙いに行きました。

しかし、体重差も有る為か?

スグに将軍岡本選手に返されたうえに、田馬場貴裕選手も加わって、逆にKURO-OBI選手のピンチとなりました。

 

試合時間の半分以上、KURO-OBI選手を攻め続けた2選手ですが攻めきれず…。

 

試合終了となりました。

 

判定の結果、田馬場貴裕選手が勝者となりました。

 

この結果に納得がいかない将軍岡本選手。

田馬場貴裕選手に怒りのエルボー!

 

必死にセコンド陣が止めに入るものの、両選手とも怒りが収まらず…。

 

ひと暴れした後に、将軍岡本選手はリングを後にしました。

 

入れ替わりに、本大会主催者のビッグベアー選手がリングイン!

 

田馬場貴裕選手に、賞金1万円が進呈されました。

 

前回大会では、早い段階で敗退してしまった田馬場貴裕選手だったので、これは嬉しかったに違いありません。

会場にお越しのファンの皆さんから、大きな声援と拍手が送られました。

 

あと、配信の解説の酒井博生さんのコメントが分かり易かったうえに聴き取り易かったので、初級プロレスファンとしては有りがたかったです。

 

…と言う事で!

 

8・20ビッグベアー興行王子大会の感想らしきもの・その①を終わります。

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