若林美保さんからご紹介を頂いたので、
アフリカ座企画公演 OFF VIVID COLOR 2018
『私は猫でございます』
を観に行って来ました。
アフリカ座さんの公演は初観劇となります。
この劇団で現役&元AV女優の方でエロを封印し、コメディを上演していた
『VIVID COLOR』
と言うユニットの、番外公演的企画公演を行うのが、
『OFF VIVID COLOR』
だそうです。
全て女性のみで公演が行われ、そのキャストは現役&元AV女優、ストリッパー、ヌードモデル、舞台女優、声優など多岐に渡るとの事でした。
(以上、公演パンフより要約引用。)
若林美保さんと灯月いつかさんのお二人にはご挨拶させて頂いたりした事があるのですが、それ以外の皆さんの舞台は初めてとなります。
(灯月いつかさんは、舞台を観るのも初めて。)
まだ公演期間中であるので、あまり詳しい内容については差し控えさせて頂きますが…。
猫が登場するという事で、ミュージカルの
『キャッツ』
のような衣装やメイクで猫に見せたうえで、演技されるのかと思っていました。
実際には、普通の衣装に尻尾を付けた位で、立場の違いで衣装が異なるようにされていました。
猫らしいメイクも主役のシャム役の若林美保さんと、長老役の杉山夕さんがされている位でした。
恐らく、出演者の方の素顔を分かりやすくするための配慮だったのでしょうね…。
(ちなみに、自分の周りは若林美保さんのファンの方が多かったです…。)
また、ストーリーも無理な展開が無く、自然な感じで観られたのが良かったです。
事前の予想以上に出演者の方のレベルが高く、
「もっと演技を観ていたい!」
と言う気になりました。
この作品は、1時間45分の上演時間なのですが、本当にアッという間に終わってしまった感じです。
最後に皆さんが舞台上に登場された時に、
「(もう1時間45分が経ったなんて)嘘だー!」
となって、思わず腕時計の時刻を確かめた位です。
メインである若林美保さんと杉山夕さんを除いて、個人的に印象に残ったのが美猫三姉妹(るい役…朱魅、ひとみ役…早瀬ありす、あい役…木庭美咲)、ペルシャ猫の家猫(モエ役…三浦理恵、グリコ役…西岡美里)、元家猫の野良猫(ここ役…神谷怜美、アル役…坂本瑞葉)、クロ役の灯月いつかさん、ハナ役の山本彩さん、ミケ役のsayakaさんでした。
この中で、特に別格の演技力・表現力が高かったのが、るい役の朱魅さんとハナ役の山本彩さんでした。
朱魅さんは、大人の色気や落ち着いた感じが良く出ていて
「おお、凄いなぁ!」
とうなりました。
ハナ役の山本彩さんは主役を完全に食う程の演技で、場内を笑いの渦に巻き込んでいました。
自分は、歌舞伎の市川海老蔵さんとイメージが被りました。
(どんなに共演者が迫真の演技をしても、良い所を全てかっさらってしまう千両役者ぶりがです。)
ミケ役のsayakaさんは、パワフルな感じで、役柄に合っているなと思いました。
個人的な感想で申し訳ないのですが、クロ役の灯月いつかさん、ひとみ役の早瀬ありすさん、モエ役の三浦理恵さんには、将来性を強く感じました。
本職の女優さんと比べると、それはレベルの違いはあるのですが、物凄く良いものをお持ちになっているのが分かるんですよ。
こちらにも、それがガンガン伝わって来るので、そう遠くない将来、演劇の世界でも知られるような演技力・表現力・人間性を兼ね備えた女優さんになってくれそうです。
兎も角!
「他の作品も観てみたい!」
と思わせてくれた方が本当に沢山いらっしゃって、観に行って良かったなと思えた作品でした。
なお、これから観に行かれる皆さんへ業務連絡です。
パンフなどの物販は、上演前に買っておきましょう!!
終演後にアンケートを必死で書いていて、終わったらロビーが大混雑で個人物販には並べませんでした…。
(並ぼうと思ったら終了時間になったみたいなので…。まぁ、イベント等でお会いする機会もあると思うので、その際に買わせて頂ければと思っています。)
また、予約出来なかったのですが、DVDが後日発売されるようなので、その際はGETさせて頂こうと思っています。