『55歳から「お金の不安」がなくなる生活術』(臼井由妃著・アルソス) | フリーランスでいこう!自分の看板で生きよう

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55歳は「お金の見直しをするラストチャンス」

 

定年65歳時代。願わくば、心も体も健康で75歳まで働きたい。

こう考えている人は多いかもしれませんね。

私の身の周りにも70歳でもまだまだ元気で働いている人は多いです。

こんな状況は、かつては考えられませんでした。

60歳で定年になったら後はのんびり……そんな優雅なことができるのは

ごくごく一握りの人でしょう。

 

しかし「心も体も健康で」働き続けられる保証はどこにもありません。

50代で親の介護が始まる人もいます。

自身が病気になることもあります。

自然災害も年々甚大化しています。

不安と隣り合わせで生きるか、不安を乗り越えて人生後半を楽しめるか。

それには、お金の戦略が大きく関わってくるのでしょうね。

 

また昨年から今年にかけての物価上昇は生活を脅かすほどですが
それを上回る賃金上昇にはまだまだ。
頭を抱えてしまいますね。
 
そこでこの本

『55歳から「お金の不安」がなくなる生活術』(臼井由妃著・アルソス新書)です。

 

この中から気になったポイントをピックアップしてご紹介します。

 

「お金の貯め時」は誰でも人生に3度ある

「お金の貯め時」は誰でも人生に3度ある(P36)の言葉に目が留まります。
 
第1の貯め時:就職後結婚するまでの独身時代
第2の貯め時:結婚から子どもが小学生頃まで
第3の貯め時:子どもが大学を卒業後、ご自身が退職するまで
 
「お金の貯め時」とは、言い換えれば比較的お金のかからない時期。
55歳であれば、もう第3の貯め時かもしれません。
人によっては、「子どもが大学で一番お金が要り用」という人もいるかもしれません。

 

そして、55歳ではないのに、第1、第2の貯め時にあたる人でこの本を手にしたとしたら幸運です。

本書には単にお金の運用だけが綴られているわけではありません。
もちろん、その点についても多くページが割かれてはいますが、
お金の戦略で欠かせない、姿勢や心構えについても大切なポイントが書かれています。
つまり、短絡的・短期的なお金の指南書ではなく
「お金の戦略を人生の戦略」と考える「お金と人生の指南書」なのです。
 
例えば、次のようなポイントです。
・リビングを快適にすればお金が増える(P40)
・「お得だから買う人」はお金に嫌われる(P43)
・「お財布ルーティン」で浪費がなくなる(P52)
・食費を節約すると家庭不和にもなる(P62)
・収納庫は無用の長物(P64)
・本当の友だちは3人いれば十分(P141)
…………
 
これらは、他の金融本にはない、著者ならではの貴重な指南だと思います。
お金を使うのは人、活かすのも人。
お金をうまく運用するだけでなく、お金を使う・貯める自分の心や環境を見直すことも大切。
さらには、お金以外の資産(ふふ。なんだと思いますか?)も大事にすべき。
そう感じました。
 
まだまだ活かせるポイントがあってご紹介したいのですが、これ以上はネタバレになってしまいますね。
気になる方は、ぜひリアル書店やネットショップで!
 
まとめと感想

55歳からのお金の見直しは、人生の見直し。

お金の環境を整えれば、人生が整うのだと思いました。

 

 

 

 

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