おっぱい、カタカタ過多⁇ | ははこ助産院【豊中・吹田・北摂】妊娠中から子育て中のははこのまほろば

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妊婦教室・両親教室・産後の教室・母乳育児支援・おっぱいマッサージ・誕生学などの講演をおこなっています。
妊娠中も産前産後も子育て中も、ははこおやこがほっこり笑顔になれる場所です。
ははこ助産院へようこそ!


おっぱいの悩みで意外に多いのが、分泌過多。
分泌過多って聞き慣れないことばですが、則ち出過ぎってことです。

でも「出過ぎで困っている」ということで相談にくることはほとんどなく、
「ちゃんと飲んでくれない」
「真面目に飲まない」
「おっぱいを嫌がる」
「体を反ったり、手で押しのけたりする」
だから、「おっぱいが足りていない」
という相談でご来院されます。
中には、ミルクを足し始めている方も。

でも、ちょっと待ってください!


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静岡井伊谷  竜が岩洞「乳石」とても吸いやすそうな、いいおっぱいです(笑)

「ちゃんと飲んでくれない」
要は短時間しか飲まないということですが、
出過ぎだから、10分も飲まずにお腹いっぱいになってしまうということ。

「真面目に飲まない」
出過ぎてむせるので、すぐに口を離してしまう。

「おっぱいを嫌がる」
出過ぎて落ち着いて飲めない。

「体を反ったり、手で押しのけたりする」
出過ぎて苦しい!
それなのに、ママが頭を押さえつけると、息ができずに生命の危機を感じることも。
私たちが水面に頭を押さえつけられているのと同じこと。
「こんな苦しいのは、嫌‼︎」と哺乳ストライキになることもあります。
(ストライキに関してはまた後日書きます)

案の定、おっぱいを診ると出るわ出るわ。
「これは出過ぎですよ。分泌過多ですよ。」
というと、みなさん、「ウソ〜!足りないと思ってた!」と驚かれます。
でも、上記のことを説明していくと、みなさん納得されます。

おっぱいは、多ければいいというわけではありません。
あかちゃんが落ち着いて飲めないことで授乳を嫌がることも多く、残乳が多いことでトラブルも起こりやすいので、できるだけ分泌を落ち着かせたいです。

そのために、どうすればよいか。

授乳回数を少なくする
そのためには片乳授乳にする。
片方をあかちゃんが口を離すまで授乳する。
飲まなかった方は圧抜き程度の搾乳。
時にはクーリング。
あまりにたくさんの食事を摂らないようにする。
要するに、おっぱいをたくさん出すための方法の反対をするのです。

でも、分泌を減らすというのは、出るようにするより難しいです。
おっぱいにかける手間も多く、怠ると、乳腺炎になりやすいです。
一日中おっぱいのことで悩まされます。
そして、出過ぎというと贅沢な悩みと言われやすく、他のママと悩みを共有できにくいというのもしんどいところです。
時には「おっぱいやめたい」と思うこともありますね。
そのお気持ち、よくわかります。

これを読んで、あかちゃんに当てはまることがあり、もしかして「分泌過多かな?」と思ったら、ぜひ相談にお越しください。
おっぱいを診て、もっと詳しく具体的にアドバイスをさせていただきます。
せっかくの授乳がストレスにならないように、ちょっとしたコツをお伝えしますよ。

そして、妊娠中から知っておくことで、産後悩まずに済むことも多いです。
5/26 13:00から「おっぱいクラス」開講します。
妊婦のみなさん、ぜひお越しくださいね!