為替介入の準備が整った | 経済あらかると

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 昨夜の日米韓財務相会合で、円と韓国ウォンの急速な下落が共通認識としてもたれ、事前の協議がなされたことで、事実上、為替介入への準備が整いました。共同声明にもこれが盛り込まれました。

 

 これまであまり投機ポジションが膨らんでいないとして、介入チャンスをうかがっていましたが、シカゴIMMの通貨先物非商業取引での円は先週16万枚の売り越しと、かなり規模も膨らんできました。それだけ機が熟してきました。

 

 さすがに市場も介入を警戒するようになりました。これで155円でもつければ(あるいはこれに迫れば)、いよいよドル売り介入となる可能性が高まりました。米国が協調介入に出れば、小規模でも効果が出ます。介入効果は短期的としても、振れ幅が大きくなれば損失に耐えられなくなります。

 

 円売りをしている方は、そろそろアンテナを張って注視する必要があります。