米政策金利5%超継続を織り込み | 経済あらかると

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 2日に終わったFOMC並びにパウエル議長の会見を織り込んで、市場はすでに政策金利のピークが5-5.25%を織り込み、それが来年いっぱい続くところまで織り込みました。さらに市場の半分近くは5.25%-5.5%レンジも織り込みつつあります。

 

 9月のFOMC後に市場はターミナル・レートを4.5-4.75%と読みましたが、今回のパウエル発言で、9月の想定より高い金利水準まで引き上げる意向が確認され、さらにインフレ率が引き続き当局の予想を上回っていることを勘案しました。

 

 このため、政策金利に敏感な2年国債利回りは昨日、4.718%まで上昇、10年国債も4.149%まで上昇しています。さすがに株価にも重しになっています。金利に敏感なナスダックは181ポイント安となりました。メタはすでに高値から7割も下げていますが、昨日はアップル、アマゾンなどが大きく下げています。ハイテク株は苦戦が続いています。