今年1-3月、4-6月期のGDPが2四半期連続のマイナス成長となった米国ですが、アトランタ連銀の「GDPナウ」によると、7-9月のGDPは、雇用統計後の試算で年率2.5%成長に戻る予想となっています。
内訳は、個人消費が2.7%、国内民間投資が0.2%、政府支出が1.7%増、純輸出の寄与度がプラス0.3%となっています。FRBやホワイトハウスは2四半期連続のマイナス成長でも雇用賃金が堅調な増加となっているため、景気後退ではないとしています。そして3Qがはっきりとプラス成長になれば、この見方が支持されます。
そして8月のミシガン大の消費者信頼感指数が55.1と、6、7月から大きく改善、しかも1年後の期待インフレ率が前月の5.2%から5.0%に下しています。市場はこれを好感、長期金利が低下して株価が大幅続騰となっています。
ちなみに、主要エコノミストによるGDPの予想では、3Qは年率1.2%成長となっています。