18日のニューヨーク市場では、連休を控える中、ウクライナ東部での衝突情報から、リスクオフの動くが強まり、株は続落、長期金利も低下しました。
前日大きく株が下げた後だけに、朝方は小反発で始まったのですが、ウクライナ、東部ドネツクの親ロシア派の衝突があり、さらに東部地区の住人が大量にロシアに避難する動きが伝えられ、株価は下げに転じ、2日連続のリスクオフとなりました。バイデン大統領は近日中にロシア軍が侵攻する可能性を公然と指摘しています。
10年国債利回りは今週初めに一時2.065%まで上昇し、2年国債も1.6%を付けましたが、このところのウクライナ緊張の中で金利が急低下。10年国債利回りは1.9268%、2年国債利回りは1.4696%まで低下しました。ニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁が3月利上げの可能性を示唆しましたが、いきなり50bpの利上げの可能性は低下しています。
緊張の中で原油価格はむしろ低下。イランとの核合意に向けて進展が見られたことが、イランからの供給増を期待させました。21日の月曜はプレジデント・デイの休日で、リスクを落とす動きが強まりました。