昨年11月の大統領選挙以来、米国では支持者間の紛争が続いていますが、これが消費者心理にも影響しているようです。
ミシガン大学の消費者センチメント指数はこの1月に79.2と、前月の80.7からさらに低下しました。この調査は、議事堂乱入事件のあった1月6日を含む時期で、ロックダウンの拡大とともに、この混乱も影響した可能性が指摘されています。
内訳をみると、現況指数が前月の90.0から87.7に、期待指数が前月の74.6から73.8にそれぞれ低下しています。そして政党支持別にみると、共和党支持者の信頼感は6年半ぶりの低水準となった一方、民主党支持者の信頼感は4年ぶりの高水準となりました。ブルーウエイブを実現した民主党支持者の間に高揚感が見られる一方、敗北を喫した共和党支持者のマインドが悪化、選挙の結果が消費マインドも大きく分断した形になっています。